Carstay、1.1億円を追加調達し累計4.8億円にーキャンピングカーのシェアリングと製造事業を加速

Carstay、1.1億円を追加調達し累計4.8億円にーキャンピングカーのシェアリングと製造事業を加速

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キャンピングカーのレンタルやカーシェアサービスを展開するCarstayは、プレシリーズAラウンドにおいて、第三者割当増資による約1.1億円の追加資金調達を実施し、累計調達額が約4.8億円となった。新たな引受先として、識学やCPAエクセレントパートナーズ、複数の個人投資家が参加した。さらに、年内には同ラウンドでの追加資金調達を予定している。

同社は2018年6月に設立され、キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay」や、車両製造・改装支援など、バンライフのプラットフォーム事業を展開している。全国各地に約340箇所の車中泊スポットがあり、キャンピングカーシェアの登録車両は500台以上にのぼる。

2022年10月には、車をキャンピングカー仕様に改造するためのDIYスペースや、キャンピングカーの製造・改造・修理を手掛ける「Mobi Lab.」を立ち上げた。

代表取締役の宮下 晃樹氏は、大学卒業後、2014年にDeloitte Japanに入社し、IPO支援業務に携わる。2016年に独立し、NPO法人SAMURAI MEETUPSを創業。訪日外国人向けのガイド活動や、成田空港・小田急電鉄と提携したインバウンド誘致に取り組む。地域観光の課題を実感し、2018年にCarstayを設立した。

キャンピングカー市場は近年拡大傾向にあり、2024年の国内キャンピングカー保有台数は16万5000台に達し、前年から1万台増加した。特に車中泊やバンライフといった新たな旅のスタイルが注目されていることが背景にある。

今回の資金調達により、キャンピングカーのシェアリングサービス「Carstay」の顧客満足度向上と、キャンピングカー製造販売事業「Mobi Lab.」の生産・営業体制の拡充を目指す。これに伴い、サービスの強化と事業拡大に向けて、エンジニアやセールスの新規採用を開始した。今後も既存サービスを強化し、新規事業を拡大することで、バンライフ市場でさらなる成長を目指すという。

※一般社団法人日本RV協会:「日本RV協会 年次報告書2024 プレスリリース

画像はCarstayプレスリリースより

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