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クリエイターが稼げる世界へ、短尺動画で企業マーケティングを支援

リテールテックプラットフォーム「osina」を運営するNELがシリーズBラウンドにて、第三者割当増資による6.5億円の資金調達を実施したことを発表した。
今回のラウンドでの引受先は、SMBCキャピタル・パートナーズ、オリックス・キャピタル、ベクトル、三井住友海上キャピタル、三菱UFJキャピタルなど7社。
osinaは、ブランドと消費者を「推し(熱心なファン)」というコンセプトでつなぐプラットフォームだ。ユーザーは掲載商品を購入後、その商品についてSNSで動画を投稿すると、再生数に応じて報酬を得られる。企業にとっては、一般消費者からの自然な商品PRコンテンツ(FGC)を効率的に集められるという利点がある。実際の購入者による口コミ動画は信頼性が高く、企業にとっても費用対効果の高いマーケティング手段となる。
同社は、EC事業を立ち上げた実績のある西田 陸氏が2017年2月に設立。西田氏は大学在学中から約3年間EC運営を手掛け、国内大手企業やシリコンバレーでもインターンを経験。その後、広告代理店でのマーケティング戦略や進行管理業務も担当した。
osinaは2023年1月に提供開始。サービス開始からわずか1年2ヶ月で動画再生数が前年比1000%以上の成長を達成。さらに、事業全体の売上高も前年同期比で205%増加した。メーカーやリテール業界など、多くの企業との取引実績がある。今後は化粧品、生活用品、飲食料品業界への導入も目指す。
2024年8月には、SNSを活用した店舗来店特化のデジタル版折込広告「デジオリ」の提供を開始した。今後は、150兆円規模とされる国内リテール市場において、クラウドやプラットフォームを通じて業界全体の売上向上に貢献することを目指すという。今回の調達資金は、主に営業およびエンジニア組織の拡大に向けた採用に充当する予定だ。
画像はNELプレスリリースより
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