ストラウト、1.5億円調達──Sakana Edgeの機能開発と国内外展開を加速、AIで“養殖の生産性”を上げる

ストラウト、1.5億円調達──Sakana Edgeの機能開発と国内外展開を加速、AIで“養殖の生産性”を上げる

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AIと養殖ノウハウを融合した統合ソリューション「Sakana Edge」を展開する株式会社ストラウトは、ヤンマーベンチャーズをリードインベスターとする第三者割当増資により、総額1.5億円を調達した。あわせて、BORベンチャーファンド3号投資事業有限責任組合(琉球キャピタル・琉球銀行)、01Booster Capital、ベータ・ベンチャーキャピタルが参画した。

同社は陸上養殖事業の開発・運営に加え、AI・IoTを活用した養殖DXソリューション「Sakana Edge」の研究開発・提供を手がける。静岡県富士宮市で70年続くニジマス養殖を源流に、現場知見とデジタル技術を組み合わせたエンドツーエンドの陸上養殖モデルを構築してきた。現在は静岡・沖縄・東北の3拠点で事業を展開している。

水産物需要が拡大する一方、海面養殖は気候変動や赤潮、魚病などのリスク対応が課題となっている。環境制御がしやすい陸上養殖への関心が高まる中、現場ではデータ活用による効率化や生産管理の高度化ニーズも強まっている。

Sakana Edgeは、IoTセンシングとAI予測分析を組み合わせ、水質予測・安定化、給餌最適化、魚病の早期検知などの機能を開発している。自社養殖場での実証を重ね、静岡清水の陸上養殖場ではカワハギの死亡率改善や単価・利益率の向上などの実績を積み上げてきたという。

今回の調達資金は、Sakana Edgeの機能開発に加え、国内外での新規養殖場建設、既存拠点の運転資金、海外子会社の設立などに充当する。国内では遊休地や未利用施設を活用した陸上養殖プラントの新設を進め、海外でも重点市場での拠点立ち上げを進める方針だ。

海外展開ではシンガポールを中核拠点と位置づけ、アジア・オセアニアを中心に子会社設立を計画する。各国の市場・気候条件に応じた魚種選定や、種苗輸出と現地生産を組み合わせたモデルの実証を通じ、日本の養殖技術の展開を目指す。

今後は陸上養殖プロダクトの多角化とグローバル展開を進め、養殖業の生産性向上と持続可能性の両立を図る考えだ。

※画像は同社技術とは関係のないイメージです。

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