肌フローラカルテで解決する肌の悩み、一人ひとりに寄り添う新たなスキンケアの選び方

肌フローラカルテで解決する肌の悩み、一人ひとりに寄り添う新たなスキンケアの選び方

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KEPPLE編集部

最適なスキンケア製品を提案する肌検査サービス「肌フローラカルテ」を運営する株式会社ユーブロームがシードラウンドにて、J-KISS型新株予約権による3600万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、ANRI、ココナラスキルパートナーズ、グローカリンクの3社。

今回の資金調達により、提案する化粧品数の拡大や、東南アジアへのサービス展開を目指す。

自分の肌に最適なスキンケアを提案

肌フローラカルテは、自分の肌質がわからない人向けに肌の精密検査キットを送付し、肌状態や菌のバランスを分析してレポートすることで、最適な化粧品の提案を行うサービスだ。肌質を知ることで、自分に合ったスキンケアを選択することができる。ユーザー向けに、スキンケア製品の使い方などを相談できる、肌のお悩み相談も提供している。

肌フローラカルテ
肌フローラカルテは2022年12月にサービスを開始。現在は各メーカーのスキンケア製品50種類程度から提案しているが、2023年の夏には扱う化粧品を200種類以上に拡大予定で、自社製品の開発も目指している。

今回の資金調達に際して、代表取締役CEO柴田 未央氏、CMOの今井 道夫氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。

肌フローラカルテで客観的な肌分析を可能に

―― 従来のスキンケアにはどのような課題がありましたか?

柴田氏:これまで、多くの消費者は自分の肌の状態がわからず、肌に合うスキンケア製品選びができていないという課題を抱えていました。水分量や油分量は写真を撮影してチェックすることも可能ですが、最後にスキンケアをしたタイミングや写真の撮り方により結果も変わってしまうため、自分の肌を客観的に分析できません。

例えば肌荒れしやすい肌質であると自分が思っていたとしても、悪い菌が多いタイプやそもそも菌自体が少ないタイプがいます。菌が少ない肌に殺菌性の強い製品を使ってしまうと、肌のバリア機能をはがしてしまうので、より一層肌荒れしてしまうことにつながります。ドラッグストアでスキンケア製品の成分表示を見てもなかなか理解が難しく、肌の状態を知らないまま、口コミやインフルエンサーのおすすめ製品を購入してしまうケースが多いです。

スタートアップスカウト

―― 肌フローラカルテを始めようと思ったきっかけを教えてください。

柴田氏:私は一度文系の大学を卒業しましたが、改めて東京理科大学に入学し、初めて薬学や細菌について学んでいます。そうした中で、常に肌にいる常在菌の集まりである肌フローラが、皮膚疾患や肌のトラブルに関連することを知りました。元々私の弟がアトピー性皮膚炎だったことをきっかけに、スキンケア関連の事業を始めたいと考え、経済産業省とJETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)主催の起業家等育成プログラムである「始動Next Innovator 2020」に参加しました。

プログラムの中で事業アイデアをブラッシュアップし、当初は新たなスキンケア方法を作ることを考えていましたが、世の中にあふれる化粧品を活用して提案していくサービスの開発に至りました。実際、肌の悩みに直面する方の話を聞くと、安心できるブランドの製品でも適切に使えていない、使えているかわからないことへの課題感のほうが強かったのです。

今井氏:私も柴田と同じタイミングでプログラムに参加していました。私の妻が肌の悩みを抱えていたこともあり、同期生として柴田と会話していく中で肌フローラカルテの構想にとても共感していました。数年前からいつか一緒にビジネスをしようと話していたところ、お互いのタイミングが合い、私は今年からユーブロームに参画しています。

海外進出を視野に入れた事業拡大

―― 資金調達の背景や使途について教えてください。

柴田氏:サービス開始から数か月たち、PMFを達成するための社内体制の確立や、ここからさらにサービス開発を強化していくために資金調達を行いました。CMOとして今井もジョインし、マーケティングやブランディングも強化していくことで認知を獲得していきます。現在7名ほどの組織ですが、すでにエンジニアの採用も数名決まっており、CTOクラスのエンジニアを募集しています。

―― 今後の展望を教えてください。

柴田氏:優先して取り組むのは、肌フローラカルテの提供価値をより深めていくことです。当社独自のアルゴリズム構築を強化することにより、普段から肌に向き合い、スキンケアに詳しい方々へも好みと合わせた化粧品の提案ができるようにしていきます。

これまで肌フローラカルテで提案する製品は50種類程度でしたが、今年の夏には200種類以上に拡大していく予定です。おすすめの化粧品を提案するだけでなく、皮膚疾患領域では、ニキビの方向けの製品を当社自身で作っていくことも準備を進めている最中です。

その他にも、ドラッグストアや薬局などで肌フローラカルテのサービスを提供していくためのパートナーを探していきます。肌の状態は季節によって異なるため、継続してサービスを提供する中でデータを蓄積し、日本人全体の肌状態の傾向などが見えてくると、それを踏まえてさらに精度の高い提案をしていくことが可能になります。

また、日本に限らず、海外への進出も考えています。アジア地域、特に東南アジア地域では、日本以上に紫外線が強かったり、スキンケア製品の品質自体に問題があるケースがあります。こうしたさまざまな取り組みを、3年以内に進めていきたいと考えています。

今井氏:その人の肌に合う最適解を科学的に寄り添って提供できることは当社チームの大きな強みです。皮膚やサイエンス領域に関心がある方の採用を進めながら、これまで以上にたくさんの人にサービスを広げていきたいと思います。

株式会社ユーブローム

株式会社ユーブロームは、肌診断サービス『肌フローラカルテ』や、法人・研究者向けに受託研究事業なども運営する企業。 『肌フローラカルテ』は、同社のキットを活用して、ユーザーの肌状態と菌のバランスを分析し、おすすめのスキンケアなどのアドバイスをするサービス。検査キットは「LINE」を活用して、注文が可能。また、「LINE」内で生活習慣のアドバイスや、悩み相談などもできるという。 そのほか同社では、企業や研究機関からの受託研究として、化学成分や化粧製品の皮膚常在菌への影響などを調査する。

代表者名柴田未央
設立日2021年4月23日
住所東京都千代田区富士見1丁目3-11富士見デュープレックスB’s4F
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