提携ECサイトは1100以上、ショッピングアシスト「PLUG」運営が約10億円調達

提携ECサイトは1100以上、ショッピングアシスト「PLUG」運営が約10億円調達

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KEPPLE編集部

ショッピングアシストアプリ「PLUG」を開発するSTRACTがシリーズA 1st Closeにて、第三者割当増資による10.3億円の資金調達実施を明らかにした。

本ラウンドの引受先はHeadline AsiaとCoral Capital、デライト・ベンチャーズ。

PLUGはiOSのSafari拡張機能を用いて動作するショッピングアシストアプリ。Safari上でAmazonなどのECサイトの商品を調べる際、提携する他サイトと比較して最安値情報を表示する。一度拡張機能の設定をすれば、いちいちPLUGのアプリを起動する必要はない。

提携サイトは1100以上。提携サイトを訪れたユーザーには、クーポンやキャッシュバックがパーソナライズされて自動で届く機能も備える。EC事業者にとっては、訪問者のコンバージョン率やリピート率向上のメリットがある。

PLUGのリリースは2022年3月。2024年10月末時点でアプリのダウンロード数は130万を超えた。週間利用者数(WAU)は約45万人だ。

STRACTの設立は2017年。代表の伊藤 輝氏が個人事業として開発していたAndroid音楽プレイヤーアプリのヒットを契機に、法人成りする形で設立された。創業からは一貫してスマートフォン向けアプリを開発。デーティングアプリの事業譲渡などを経て2022年にPLUGをリリースしてからは、PLUGを主軸事業として伸ばしてきた。

PLUGの技術を活用できるのはECに留まらない。将来的には金融や不動産といった分野への拡大も構想する。

今回の調達資金は、ユーザー体験最適化に向けたインターフェースの研究開発に充当する。人材採用やマーケティングへの投資も強化する考えだ。

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