STRACT、EC支援アプリ「PLUG」の成長を背景に追加調達ー累計調達額は14.1億円に

ショッピングアシストアプリ「PLUG」を提供するSTRACTは、シリーズAラウンドの2nd クローズとして、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、New Commerce Venturesなどの新規機関投資家、および複数の個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施した。これにより、累計調達額は14.1億円となった。

同社は、スマートフォン向けアプリの企画・制作・運営を主な事業としている。同社の提供するPLUGは、提携する1500以上のECサイトで利用可能なキャッシュバックやクーポン、ベストプライスを自動で発見・通知するショッピングアシストアプリだ。ユーザーの購買履歴や行動データを活用しパーソナライズされたオファーを届けることで、消費者とEC事業者双方にメリットを提供している。

PLUGは、2022年3月の正式リリースから2024年1月末までに、アプリダウンロード数は150万を突破し、利用者レビュースコアも高水準を維持している。流通取引総額（GMV）は8四半期連続で過去最高を更新し、FY2024 1QからFY2025 1Qにかけて308％の成長を記録している。

代表取締役社長の伊藤 輝氏は、幼少期から電子工作やプログラミングに親しんできた。8歳で電子工作とプログラミングを始め、14歳から自作ソフトウェアの収益化を経験。15歳でモバイルアプリの開発を開始し、個人事業として開発した音楽アプリがヒットしたことを契機に、大学在学中の2017年7月にSTRACTを設立した。

Eコマース業界では、オンラインショッピングの普及に伴い、ユーザーの購買体験を最適化するサービスの需要が高まっている。特に、キャッシュバックやクーポンの自動適用など、ユーザーの利便性を向上させる機能を持つアプリの開発が進められている。

今回の資金調達により、PLUGのさらなる進化と市場拡大を目指す。今後の展開として、サービスの機能強化や新規ユーザーの獲得、組織体制の充実を図る予定である。

画像はSTRACTプレスリリースより