英会話メタバースのfondiがグローバル展開加速へ資金調達を実施

英会話メタバースのfondiがグローバル展開加速へ資金調達を実施

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KEPPLE編集部

英会話メタバースアプリ開発のfondiが、第三者割当増資と融資による総額4.2億円の資金調達実施を明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、ANRI、Cyber Agent Capital、Canal Venturesの3社。

同社が提供する「fondi」は、3Dアバターを介して英会話を楽しめるメタバースアプリだ。ユーザーは顔出し不要で、世界中の英語学習者と自由に会話を楽しむことができる。「カタコト英語から始まる、バーチャル海外生活」をコンセプトに、英語の間違いを気にせず実践的な会話の機会を提供している。自分のペースで英会話の練習が可能な点も特徴だ。

同社は、野原 樹斗氏が2017年8月に共同創業した。野原氏はイギリスの大学に進学後、休学して起業に踏み切った。高校時代の先輩である磯上 樹氏と共同で、fondi(旧名:Compass Pioneering)を設立。留学サポートツール「留学コンパス」の立ち上げ後、ピボットしてfondiをスタートした。

fondiは2020年5月にサービス提供を開始。リリースから約4年で累計200万ダウンロードを突破した。ユーザーの98%以上が海外からのアクセスで、特に東南アジア、中央アジア、北アフリカの10カ国地域で強い支持を得ている。

2024年始めには、中央大学、東京都立大学との実証実験を実施。同年6月には、国内海外留学エージェント最大手の「スマ留」を運営するリアブロードと協業し、メタバースキャンパスを設立。また海外では、インドネシアのFintechスタートアップ「JULO」などを対象に従業員の英会話トレーニングサービスを提供するなど、BtoB展開も進めている。今後は、さらに多くの国々へ展開し、2025年までに全世界でのユーザー数500万人を目指すという。

今回の調達資金は、グローバル展開を加速させるための採用強化や、生成AI技術を活用したユーザーコミュニティの拡張に充当する予定だ。

画像はfondiより提供

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  • #語学
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