株式会社TWO
フードブランド「2foods」を展開する株式会社TWOは、株式会社環境エネルギー投資（EEI）をリード投資家とする第三者割当増資により、総額7.5億円の資金調達を実施した。これにより、同社の累計調達額は17億円に達した。
TWOは2015年に設立され、「おいしさ」と「健康」を同時に満たす食品を追求するコンセプトを掲げ、植物由来の素材を使用した商品開発を行っている。代表商品には、リポソーム型ビタミンCを配合したグミ「2Gummy LIPOSOME VC」や、ゼロカフェインエナジードリンク「2Energy」、スナック「2Snack」などがある。
商品開発では「おいしさ」を第一に、利便性や機能性、栄養バランスの取れた健康・美容サポート、さらに日常を彩るパッケージやデザインといった「世界観」も重視。また、すべての商品に植物由来の原材料を使用し、植物性タンパク質の消化のしやすさや、低コレステロール・低脂質・高食物繊維といった特性を活かし、食後の軽やかさや健康付加価値も追求。加えて、環境や社会課題への配慮から、サステナブルな食の選択肢としての価値提供も目指している。
加えて、音楽やファッションといったカルチャー領域と連動したメディア「2foods CHANNEL」を通じ、ブランド世界観の浸透とユーザーとのコミュニティ形成にも力を入れている。
代表取締役CEOの東 義和氏は、大学卒業後、PR会社マテリアルを設立し、企業のブランディングやマーケティングに携わる。2015年にウェルビーイング事業を展開する株式会社TWOを創業し、2021年にはプラントベースフードブランド2foodsを立ち上げた。
東氏は、「今回EEIを中心とした出資を受け、私たちの目指す“従来の食のトレードオフからの解放”を実現するとともに、単なるフードの開発を超えた、新たなフードカルチャーを創造するブランドとして、今後より成長を加速させて参ります。」とコメントしている。（一部抜粋）
業界全体でも、植物由来食品の市場は成長傾向にある。消費者の健康志向や環境問題への関心の高まりにより、代替食品の需要は拡大している。同社のアプローチは、こうした時代の要請に呼応し、単なる食品提供にとどまらず、食を通じたライフスタイル提案へと進化している。
今回調達した資金は、2foodsのブランディング、既存商品拡販のためのマーケティング、新商品開発など、さらなる事業展開を加速していく予定だ。
画像はTWO HPより
