教育の未来を形作るEdtechスタートアップ7選【2023年11月更新】

教育の未来を形作るEdtechスタートアップ7選【2023年11月更新】

KEPPLE編集部

  • #ピックアップ特集

Index

はじめに

EdTechは、Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、テクノロジーを用いて教育を支援する仕組みやサービスを指す。

コロナウイルスの流行後、制限された対面教育の代替手段として、学校教育、民間教育ともにデジタルを活用した学習の提供を強力に推し進めた結果、オンライン学習プラットフォームの需要が急増し、オンラインと対面の要素を組み合わせたハイブリッド教育が一般的になっている。オンライン試験や認定試験が一般的になり、リモートでスキルや資格を取得する機会も増加。

矢野経済研究所の調査によると、2022年度のデジタル教育コンテンツ市場規模は、事業者売上高ベースで前年度比11.1%増の632億円となった。2023年度のデジタル教育コンテンツ市場規模は前年度比0.5%増の微増で635億円と予測される。

経済産業省は、①学びのSTEAM化、②学びの自律化・個別最適化、③新しい学習基盤づくりをビジョンとして、EdTechなどを活用した教育を模索する「未来の教室」実証事業に取り組むなど注目が集まる。

KEPPLE DBバナー

スタートアップ7選

ライフイズテック株式会社

中高生向けIT・プログラミング学習教材「Life is Tech ! Lesson」を開発・運営する。ユーザーはエンターテイメント要素のある独自プログラムでプログラミングとデジタルアートを学び、創造力と技術の習得を目指す。その他、合宿型の「CAMP」や通学型の「SCHOOL」も運営する。技術力とコミュニケーション能力を兼ね備えた大学生スタッフ500名が中高生に直接技術を教える。

2023年8月時点で、全国600以上の自治体で4,000校の公立・私立学校、約120万人が利用する。2021年10月には、シリーズDラウンドにて、海外機関投資家とクレディセゾンを引受先とした第三者割当増資により約25億円の資金調達を実施した。

企業HP:https://lifeistech.co.jp/

atama plus株式会社 

AI教材「atama+(アタマプラス)」を全国の塾や予備校に提供する。AIが生徒の理解度や学習履歴を分析し、個別学習カリキュラムを作成する。基礎学力の習得時間を短くし、社会で生きるための力を養う時間を増やす。未来の教室実証事業では、atama +を活用したオンライン模試の結果や学習ログを学校内外で共有し、効率の良い学びや指導のサイクルをつくっている。

2021年7月には、シリーズBラウンドにて、DCMベンチャーズ、ジャフコ グループ、Pavilion Capital、. Rowe Priceなどを引受先とした約51億円の資金調達を実施した。2023年4月時点で、全国の塾・予備校3,400教室以上が導入している。

株式会社COMPASS 

小中学校向けに学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」を提供する。学習データの利活用により児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題し、「個別最適な学び」を実現する。

2023年9月時点で全国170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上が利用。また、2024年4月より文部科学省検定済の主要教科書の目次に対応することとなった。これにより、各自治体で採択されている教科書の目次と同じ章名・並び順でQubenaの搭載問題が利用でき、授業等における学習でQubenaをこれまで以上にスムーズに活用できるようになる。

株式会社Inspire High 

中高生向けに、探究型のオンライン教材「Inspire High」を提供する。ICTを活用し、生徒たちは世界にいる大人の多様な生き方や価値観、仕事、社会課題に触れることができる。起業家やロボット開発者、漁師、映画監督、ファッションデザイナーなどクリエイティブに生きる大人と答えのない問いについて考え、同世代で共有する双方向型のプログラムになっている。主に中学校・高校で導入され、総合的な探究の時間、キャリア教育やSDGs教育の教材として利用される。

2021年8月には、プレシリーズAラウンドにて、池森ベンチャーサポート、Sony Innovation Fund、PR TIMES、ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン、鈴木達哉氏、梅田裕真氏、小柴正浩氏らを引受先とした約1.5億円の資金調達を実施した。

株式会社Herazika

オンライン上で自習室を再現する小学生向けサービス「ヤルッキャ」を開発・運営する。 同社は、家庭の学習環境に着目し、小学生向けオンラインの自習室ヤルッキャを開発。子供たちは、勉強する時間を事前に設定し、時間になったらボタンを押して、入室する。お互いの様子を映し合って勉強することで、刺激を受けるという。顔や背景はぼかされ、マイク機能はオフになるため、子供同士での会話はできない。保護者は、録画された勉強する子供の様子が確認できる。

2023年3月には、シードラウンド2ndにて、W fund、SMBCベンチャーキャピタル、Headline Asia、iFund等を引受先とした資金調達を実施した。2023年8月には、大人向けオンライン自習室「Herazika」を公開した。

株式会社Mined

小学生向けのオンライン授業プラットフォーム「スコラボ」を運営する企業。 スコラボは、小学生を対象に科学・算数・ゲーム・プログラミング・コミュニケーションなどのさまざまな授業をオンラインで開催するプラットフォーム。少人数のライブ形式で授業を行うため、生徒は講師と直接対話や質問をしながら学ぶことができる。

2022年8月には、プレシリーズAラウンドにて、ジェネシア・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資による1億円の資金調達を実施した。2023年9月には、累計880万部を誇るアニメやゲームを検証するベストセラー書籍「空想科学読本」と提携し、人気アニメをテーマとした新しい形の教育をスタートした。

企業HP:https://mined.jp/

ゲシピ株式会社

コンピューターゲームの対戦競技「eスポーツ」のイベント運営や、英会話講師とゲームをしながらレッスンを受ける「eスポーツ英会話」の運営などを行う。 また、東京メトロとの協業でeスポーツ練習施設「eスポーツジム」を運営する。

2022年4月には、XTech Ventures、日本スタートアップ支援協会(JSSA)、東京地下鉄、個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、約6200万円の資金調達を実施した。2023年8月には、京都大学大学院と共同でゲームを活用した第二言語としての英語学習効果を確かめるため、eスポーツ英会話®︎を使用した実証実験を実施した。

おわりに

未来の教室を支えるスタートアップが、子どもたちの創造的に生きる力と時間を増やしている。今後も変わりゆく社会に合わせた教育環境の改革を支えるスタートアップに注目だ。

KEPPLE DBバナー
==========
参考:矢野経済研究所 「 デジタル教育コンテンツ市場に関する調査を実施(2023年)


Tag
Share
notelinkedInfacebooklinetwitter

最新の特集記事

最新の特集記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップ資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ
1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

STARTUP NEWSLETTER

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス

notelinkedInfacebooklinetwitter
notelinkedInfacebooklinetwitter