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リスク管理を軸に構想する次の展開、未来のサプライチェーンを形作るResilire


サプライチェーンリスク管理クラウドを提供する株式会社Resilireは、シリーズB ファーストクローズで総額17.3億円を調達したと発表。DNX Ventures、Salesforce Ventures、住商ベンチャー・パートナーズを引受先とする第三者割当増資と、金融機関からのデットファイナンスを組み合わせた。累計資金調達額は約30.3億円となり、今秋にはシリーズB セカンドクローズによる追加調達も予定している。
Resilireは2018年設立のスタートアップで、企業のサプライチェーンにおけるリスク管理を支援するクラウドサービス「Resilire」を開発・提供している。
「Resilire」は、企業の直接の取引先だけでなく、その先にある二次・三次以降のサプライヤーや拠点、品目に関する情報を収集・更新し、供給網全体を可視化するサービスだ。災害や事故、地政学リスクなどを検知し、影響を受ける可能性がある取引先や品目の把握、初動対応も支援する。平時のリスク分析や調達判断などにも活用できるという。同社によると、製薬、化学、自動車などの製造業で導入が進んでいる。
製造業のサプライチェーンはグローバル化や多層化が進み、自社と直接取引のない上流のサプライヤーまで継続的に把握することが課題となっている。自然災害に加え、地政学的な情勢の変化などが部品や原材料の供給に影響する可能性もあり、問題発生後の対応だけでなく、平時から供給網の構造やリスクを把握する重要性が高まっている。
Resilireはこうした課題に対し、サプライヤーを含む企業間で情報を収集・更新する仕組みを構築し、分散していた供給網情報を一元的に扱えるデータ基盤の提供を進めてきた。リスク発生時の影響把握に加え、供給リスクを踏まえた調達や供給体制の見直しにもつなげることを想定している。
今回のシリーズBを機に、同社はサプライチェーンデータ基盤の強化とAI活用を進める。国内顧客の海外拠点や海外サプライヤーとの連携を通じて海外での活用が広がっており、今後は海外企業による本格導入を加速する方針だ。
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