日本の外食産業ノウハウをガーナに輸出、成長市場狙う──成勢アフリカンフーズがシード調達

日本の外食産業ノウハウをガーナに輸出、成長市場狙う──成勢アフリカンフーズがシード調達

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ガーナ料理ファストフードチェーン「KOFIRICE」を展開する株式会社成勢アフリカンフーズは、TRUST SMITH & CAPITALおよびF Venturesを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで総額3200万円を調達した。調達資金は、ガーナ国内での多店舗展開体制の構築とセントラルキッチン機能の整備に充てる。

同社は2026年設立。ガーナ共和国アクラを現地拠点に、ジョロフライスなどの現地料理を提供するテイクアウト中心のファストフード業態を展開する。日本の外食産業で確立されたQSCA(品質・サービス・清潔さ・雰囲気)の運営基準と、小規模店舗モデルを取り入れ、現地の価格帯に合わせた店舗運営を行う点が特徴だ。

アフリカ市場は人口増加と都市化を背景に外食需要の拡大が見込まれる。ガーナでも共働き世帯の増加や長時間労働、気候条件などを受け、家庭での調理負担が大きく、外食が日常的な選択肢になりつつある。一方で、現地のアフリカ料理を主軸としたファストフードチェーンは、品質やオペレーション面で課題を抱え、供給体制の整備が十分に進んでいないとされる。

同社は、現地料理をベースにしながら調理工程と店舗運営を標準化し、安定した品質と価格で提供するモデルの構築を進める。小規模テナントの活用で固定費を抑え、日常利用を想定した価格設定と収益性の両立を図る。

2025年8月に開業した1号店は、アクラ市内でも立地条件が限定的なエリアにありながら、開業初月から黒字化したという。今後は2026年度中に5店舗体制へ拡大し、ガーナ国内での展開を本格化する構えだ。

中長期的には、ガーナ国内で400店舗規模への拡大を目指すとともに、他のアフリカ諸国への進出も視野に入れる。現地での雇用創出やサプライチェーン構築を通じて、地域経済への波及も図る方針だ。

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