プロeスポーツチームを運営するREJECTが、シリーズBラウンドにて総額10.7億円の資金調達実施を明らかにした。
今回のラウンドに参加したのはアラブ首長国連邦のGyrfalcon Holding LLC、DBJキャピタル、三菱UFJキャピタル、オリックス・キャピタル、伊藤忠商事、KIDS HOLDINGSの6社と、他個人投資家など。
同社は、プロeスポーツチーム「REJECT」の運営や、eスポーツ選手、Vtuber・ゲーム配信者のマネジメントを行っている。REJECTでは、現在PUBG MOBILE、大乱闘スマッシュブラザーズ、ポケモンユナイトなど8つのゲームを競技部門として運営している。さらに、アパレルブランドも展開しており、公式オンラインストアで購入できる。
REJECTは、 eスポーツ選手として活躍した甲山 翔也氏が2018年12月に設立した。甲山氏は、10代前半よりeスポーツ選手として活動していた。当時19歳で前身となるCYLOOKを立ち上げ、同時に選手を引退しeスポーツチーム運営に専念する。2021年4月に社名をREJECTに変更。eスポーツ関連の講演・イベントにも多数登壇し、eスポーツ業界の様々な活動に取り組んでいる。
REJECTは2018年発足のプロeスポーツチーム。2024年7月には、同社の「PUBG MOBILE」部門がモバイルシューティングゲームPUBG MOBILEの公式世界大会で準優勝を獲得し、同年5月には、「Apex Legends」部門でも公式国際大会「Apex Legends Global Series Year4 Split1 Playoffs」で優勝するなど、数多くの成果を挙げている。
今後は、中東市場への本格進出を見据え、アラブ首長国連邦・アブダビのEtihad Towerに新拠点を設立する予定だという。
今回の調達資金は、さらなるアスリート獲得や、トレーニング施設の強化・整備、ゲーミングデバイスの開発、グローバル人材の採用強化に充当する。
画像はREJECTプレスリリースより