エッジデバイスのセキュリティを推進するNODE X、プレシリーズAで6億円を調達ーIoT時代のリスク対策を強化

エッジデバイスのセキュリティを推進するNODE X、プレシリーズAで6億円を調達ーIoT時代のリスク対策を強化

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IoT × セキュリティで社会課題を解決するNODE X 株式会社(旧:CollaboGate Japan株式会社)が、プレシリーズAラウンドで新たに6億円を調達し、累計調達額を8.3億円とした。また、社名をCollaboGate JapanからNODE Xに変更し、ブランドを統一するとともに、コーポレートサイトをリニューアルした。

今回のラウンドの引受先には、DNX VenturesとITOCHU Technology Venturesが参加している。

同社は、エッジデバイス(インターネットに接続された機器)の安全性を高め、効率的にデータを活用できる仕組みを提供している。分散型IDとゼロトラストアーキテクチャという技術を活用し、デバイスとクラウドの間で安全にデータをやり取りできる環境を構築する。これにより、企業はセキュリティを強化しつつ、データの活用を進めることができる。

代表取締役CEOの三井 正義氏は、大学院でデジタル工作機械・自律分散システムの研究活動に従事。2015年に分散システムに関するスタートアップを創業し、2017年より分散台帳技術に関するリサーチグループの運営活動を経て、2019年にCollaboGateを創業した。W3CやDIFにおいて次世代Web技術の国際標準化を推進し、2022年にはDIF Japan Chairに就任した。

三井氏は、「より強固な組織体制を築き、初期顧客の成功に寄り添うことを最優先に取り組んでいきます。また、『エッジ向けゼロトラストといえばNODE X』と広く認知される存在となるべく、プロフェッショナルなチームをさらに強化していきます。」とコメントしている。

IoTの普及に伴い、エッジデバイスのセキュリティリスクが増大している。​特に、セキュリティ対策が不十分なIoTデバイスは、攻撃者の標的となりやすく、マルウェア感染やDDoS攻撃の踏み台として利用されるケースが増加している。​さらに、攻撃手法の高度化により、サプライチェーン全体やクラウド基盤を狙った大規模なデータ流出リスクも深刻化している。​このような背景から、エッジデバイスとクラウド間の安全なデータ通信を実現するソリューションの需要が高まっている。​

今回の資金調達により、プロダクト開発やデリバリーチームの強化を図り、初期顧客の成功を加速させるとしている。​今後も、エッジデバイスのセキュリティ強化とデータ活用の両立を目指す方針だ。

画像はNODE Xプレスリリースより

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