SNSメディア「実況ベイビー」運営のNicoli、グローバル展開に向け5000万円を調達

SNSメディア「実況ベイビー」運営のNicoli、グローバル展開に向け5000万円を調達

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SNSメディア「実況ベイビー」を運営するNicoliは、シードラウンドにて、Dawn Capital、ANOBAKA、G-STARTUP、笠原健治氏を引受先とした第三者割当増資による、総額5000万円の資金調達を実施した。今回の資金調達により、日本発の親子向けキャラクターを開発し、グッズやサービスに展開するグローバルIPコンテンツ事業を加速させるとしている。

同社は、「エンタメの力で、親と子の笑顔を紡ぐ」をミッションに掲げ、親子向けコンテンツを企画・提供する企業だ。主な事業として、赤ちゃんの動画にアナウンサーが実況を付けるSNSメディア「実況ベイビー」を運営している。SNS全体で約70万人以上のフォロワーを持ち、総再生回数は約10億回を超えている。

実況ベイビーは、親が撮影した赤ちゃんの動画に、アナウンサーがスポーツ実況のような解説を加えるコンテンツである。赤ちゃんがハイハイをする様子や離乳食を食べるシーンなどに実況を加えることで、視聴者に楽しさや共感を提供している。また、花王やピジョンなど、親子向けビジネスを展開する企業のマーケティング支援事業も行っている。

代表取締役社長の原田 修佑氏は、元テレビ東京のアナウンサーであり、「ワールドビジネスサテライト」やスポーツ実況、幼児向け番組「シナぷしゅ」などを担当してきた。

日本のエンターテインメントは、映画やアニメ、ゲームなどで国際的な成功を収めているが、親子向けや赤ちゃん向けのIPコンテンツにおいては、海外発の「Cocomelon」や「Baby Shark」などが市場を占めている。こうした市場環境を踏まえ、同社は「実況ベイビー」を通じて蓄積したSNSマーケティングの知見を活用し、日本発の親子向けキャラクターを開発するIPコンテンツ事業を立ち上げた。

今回の資金調達により、親子向けコンテンツの企画・制作体制を強化し、国際市場での展開を進める。また、実況ベイビーのコンテンツも拡充し、親子向けの配信コンテンツを増やす計画である。

画像はNicoliプレスリリースより

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