赤ちゃん向け食育ブランド「the kindest」展開のMiL、キユーピーから5億円の出資獲得

赤ちゃん向け食育ブランド「the kindest」展開のMiL、キユーピーから5億円の出資獲得

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赤ちゃん向けの食育ブランド「the kindest(カインデスト)」を展開するMiLは、キユーピーから5億円の出資を受け、累計資金調達額が20億円に達したことを発表した。

同社が提供するthe kindestは、赤ちゃんの初めての食事から成長に寄り添う食育ブランドだ。一流のフレンチシェフやパティシエが素材本来の味わいを大切にしたメニューを考案し、小児科医や管理栄養士の監修のもと、子どもたちの栄養バランスを考慮した乳幼児食を開発・販売している。​また、妊娠から出産、育児までの子育て情報を提供する「カインデストマガジン」や、離乳食カウンセリングやオンライン講座を含む食育プログラムも提供している。

代表取締役CEOの杉岡 侑也氏は、​2016年、大学生のキャリア支援を行うBeyond Cafeを創業し、年間1万人の学生と100社の企業が利用する企業へと成長させた。​さらに、2018年には中小企業支援や非大卒者のキャリア支援を行うZERO TALENTを設立。​これらの経験を通じて、人の可能性を最大限に引き出すためには、身体と心のパフォーマンスを最大化させることが重要であると痛感し、同年、妻とシェフの3人でフード×ヘルスケアスタートアップであるMiLを創業した。

杉岡氏は、「今回、100年以上にわたり日本の食文化を支え続けてきたキユーピー株式会社からご支援をいただいたことに、心から感謝しています。このパートナーシップは、『子育て家族の食から未来を変える』という私たちの挑戦にとって、大きな後押しとなります。」とコメントしている。

少子化が進行する日本において、子育て市場は課題が多い未開拓領域とされている。​共働きや核家族化が進む中、育児の負担を軽減し、子育てを前向きな選択肢とするための取り組みが求められている。​同社は、こうした社会的課題に対し、食を通じて子育て家族を支援することで、持続可能な社会の実現に寄与することを目指している。​

今回の資金調達により、新たなプロダクト開発、マーケティング強化、人材採用を推進する予定である。これにより、子育て市場の課題解決と事業成長を加速させる方針だ。​

画像はMiL HPより

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