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猫の痛み検知AI「CatsMe(キャッツミー)」を開発するCarelogyが、シードラウンドにてJ-KISS型新株予約権の発行による、総額7000万円の資金調達を完了したと発表した。
今回の資金調達の引受先は、QXLV(クオンタムリープベンチャーズ)、ケップルキャピタル、澤田インベストメント、その他個人投資家等。
ペットテック業界では、ペットの健康管理や行動分析を支援する技術の需要が高まっている。特に、猫は「痛みを隠す」と言われており、飼い主が気付かないうちに病状が悪化するケースがある。そのため、猫の健康状態を客観的に評価できるツールの開発は、飼い主や獣医師にとって重要な課題となっている。
CatsMeは、猫の表情から痛みを検知するAIサービスであり、精度95%以上で猫の痛みを検出できるとされている。飼い主が見逃しがちな猫の痛みのサインを早期に発見し、適切なケアを提供することを目的としている。
同サービスはすでに日本のみならず世界中で利用されており、2025年1月中には、iOSおよびAndroid向けアプリのグローバル展開を予定している。さらに、動物病院との連携機能の搭載や猫関連企業との事業提携を通じて、CatsMeを猫の飼育を総合的に支援するプラットフォームへと進化させる計画だという。
Carelogyの代表取締役CEOである崎岡 豪氏は、大学卒業後、米系戦略コンサルティングファームのEY-Parthenonに入社し、ヘルスケアセクターのM&Aに携わった。「医療を民主化する」というミッションを掲げ、2021年2月にCarelogyを設立した。
CatsMeは、2023年5月に提供開始。ローンチから約1年で世界約50カ国、23万人以上のユーザーを獲得。今後は、CatsMeの機能拡張やUXの向上を図り、猫の総合飼育支援サービスとしてのポジション確立を目指す。また、動物病院や関連企業との連携を強化し、サービスの幅を広げる予定だという。
画像はCarelogyプレスリリースより
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