ペットテックのRABO、8億円の資金調達を実施し、犬向けサービスで日米同時展開へ

ペットテックのRABO、8億円の資金調達を実施し、犬向けサービスで日米同時展開へ

xfacebooklinkedInnoteline

ペット向けIoTサービスを提供するRABOが、三井物産子会社のMoon Creative Venturesと資本業務提携を締結し、新たに犬向けサービスの開発プロジェクトを開始した。

併せて、Moon Creative Ventures、Canon Marketing Japan MIRAI Fund、ユナイテッド、STRIVE、MPower Partnersを引受先とする第三者割当増資、および金融機関からの融資により、総額8億円の資金調達を実施した、累計調達額は30億円に達した。

RABOは、猫向けの首輪型デバイスとアプリ「Catlog」を提供している。Catlogは、猫の首元の微細な振動をAIで解析し、24時間365日リアルタイムで行動をモニタリングする。活動量から消費カロリーを算出し、最適な食事量の提案や、元気消失などの不調の兆候を検知する機能も備える。これまで猫に特化した製品開発を進めてきたが、今回の提携を機に犬向けサービスの開発に着手する。

Moon Creative Lab は、2024年10月に三井物産子会社として設立した、米国シリコンバレーと東京を拠点とするベンチャーキャピタルだ。日米マーケットを中心にグローバルに成長する新規事業の創出を進めている。

代表取締役社長の伊豫 愉芸子氏は、東京大学大気海洋研究所でバイオロギング研究に従事。大学院修了後、リクルートに新卒入社し、インターネットサービスの企画やプロダクトの設計、新規事業開発を担当した。その後2018年2月にRABOを設立し、動動物行動学(バイオロギング)とAIを活用したプロダクト開発を行っている。

伊豫氏は、「今後は、『世界中の動物家族と飼い主が、1秒でも長く一緒にいられる社会を実現する。』という大きな目標のもと、今回のCatlogの犬専用版サービスの日米同時展開というさらなる挑戦を、三井物産グループのMoonという力強いパートナーとともに実現していくことを、私自身も非常に楽しみにしております。引き続き、皆さまからの応援とご愛顧をよろしくお願いいたします。」と述べている。(一部抜粋)

ペットテック業界では、IoT技術を活用したペットの健康管理や行動解析のニーズが高まっている。特に、ペットの見守りサービスやデータ活用によるヘルスケア領域が成長しており、競合としては国内外で類似のペット向けデバイスを開発する企業も存在する。

今回の提携により、RABOは犬専用のサービスを開発し、日本と米国での同時リリースを目指す。現在、データ収集のために協力できる犬と飼い主を募集し、専用デバイスを用いたテストを進めている。

今後も、ペットと飼い主の関係をより深めるためのサービス開発を続け、国内外での展開を進める方針だ。

画像はRABOプレスリリースより

Share

xfacebooklinkedInnoteline

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス