シェルパ・アンド・カンパニーがシードラウンドで6000万円の資金調達、ESG経営推進クラウドβ版のサービス提供を開始

シェルパ・アンド・カンパニーがシードラウンドで6000万円の資金調達、ESG経営推進クラウドβ版のサービス提供を開始

    テクノロジーによる企業のESG経営支援を行うシェルパ・アンド・カンパニー株式会社は18日、シードラウンドで、第三者割当増資にて資金調達を実施したことを明らかにした。

    引受先は、ジェネシアベンチャーズ(新規)、個人投資家5名。

    今回の調達資金は、新たにβ版をリリースしたESG経営推進クラウド「SmartESG」の正式リリースに向けた開発強化に充当するとしている。

    シェルパ・アンド・カンパニーは、「ESG・サステナビリティから価値を創造する」ことを目的に2019年9月に創業されたスタートアップ。
    社名はヒマラヤにおける登山ガイドであるシェルパのように高みを目指す企業やステークホルダーをサポートしたいという思いが由来となっている。

    代表の杉本氏は証券会社にてM&A・資金調達やIR・コーポレートガバナンス関連のアドバイザリー業務に従事していたが、元々起業しようと決めていた30歳になったことを機に、高校時代の学友であり、CTOを勤めた経験を持つエンジニアの小川氏と共に同社を起業した。
    ESG領域を事業としたのは、証券会社で業務に従事する中で、ESG由来のアセットや事業ポートフォリオ、戦略の見直しに関連する業務を経験したことや、年々ESGに関する非財務情報の開示を株主含むステークホルダーが求めるようになっていくのを目の当たりにし、その関心の高まりを肌で感じたためだという。

    特にここ最近では、市場再編やコーポレートガバナンスコードの改訂に伴い、ESGに関する非財務情報を開示する必要性が一層増してきているほか、投資家やステークホルダーから開示を求められる情報も複雑かつ高度になっている。
    しかしながら、その非財務情報を開示するために必要な体制構築などが間に合っておらず、組織内でのコミュニケーション不足や属人的なデータ管理などの課題が浮き彫りになってしまっているという。

    そこで同社では、これらの課題を解決すべく、今回の調達に合わせて、ESG経営推進クラウド「SmartESG」のβ版の提供を5月より開始する。
    「SmartESG」は、ESG・非財務情報をクラウド上に一元化し、部署間の情報共有・ワークフローの最適化やスコアの分析・改善を可能にすることで、企業のESG情報開示プロセスにおけるデータ管理や部署間でのコミュニケーション、開示後の分析における課題を解決するクラウドサービス。
    同サービスを利用することでESG情報開示プロセスの70%以上もの領域をカバーすることができるという。

    また、各部署がESG情報開示においてどのような情報が必要になるか明確化されるほか、開示に必要な質問に回答する際に、過去の回答や他社公開データを参考にできるため、ESG情報の有用性をこれまで以上に理解することができ、全社一体となってESGの情報管理・開示に向けて動くことが可能となる。
    加えて、開示プロセス効率化による担当部署のより高付加価値な作業へのリソース確保や他社の開示や事例などと比較した自社分析により、質の高いESG経営を実現する。

    この全社一体となったESG経営を同社では「スクラムESG経営」と呼んでおり、サービスの提供を通して「スクラムESG経営」の実現を目指している。

    現在はβ版での提供となっているが、今年の秋頃の正式版リリースを目指しており、現在数社程度となっている利用社数を20社程度まで拡大する方針。

    また、同社ではESG・サステナビリティ特化メディア「ESG Journal Japan」の運営も行なっている。
    同メディアでは、海外のESGに関するプレスリリースなどから重要度の高いものを選定・翻訳した記事や代表である杉本氏などによるコラムを掲載しており、リード獲得などにも大きく貢献しているという。

    今後の方針としては、「SmartESG」の機能拡充を進めながら、評価機関との連携を進めていくことで双方の業務効率化が可能となるようなプラットフォームを目指すとしている。
    また、長期的にはESGデータの正確性を担保する監査やサスティナブルファイナンス支援といった領域にも事業を拡大していきたいと展望を語った。

    シェルパ・アンド・カンパニー株式会社

    シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、国内外の最新ニュース配信サイト『ESG Journal Japan』を運営する企業。 『ESG Journal Japan』は、国内外の最新ニュース・環境や社会問題に関する企業の取り組み事例・オリジナルコラムなどの無料配信を行う。 そのほか同社は、企業向け非財務情報開示コンサルティングサービス『ESG Advisory』や、環境や社会問題へ取り組む企業向けに、情報収集などの作業を効率化するプラットフォーム『SMART ESG』を開発する。

    代表者名杉本淳
    設立日2019年9月5日
    住所

    〒140-0013

    東京都品川区南大井6丁目4番22号東京ネオンビル2階

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