株式会社Voicetep

次世代型コミュニケーションプラットフォームを開発・提供する株式会社Voicetep(本社:島根県、Co‑CEO:後藤 正寛・柿田 明彦)は、新韓‑GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合(運営:Shinhan Venture Investment Co., Ltd.、グローバル・ブレイン)、DG Daiwa Ventures、HERO Impact Capital、笠原健治氏などを引受先とする第三者割当増資により、総額約2億円の資金調達を実施した。
Voicetepは「自然会話×AIで、コミュニケーション経済圏を創造する」をミッションに掲げ、声・会話を中心に、恋愛・家族・仕事などあらゆるシチュエーションでコミュニケーションの根幹となる会話について、AIを活用しながら「人と人の関係性を科学」し、一人一人がより豊かで深いつながりを築ける社会の実現を目指している。
背景には、SNSの普及により「声で話す」機会が減り、会話スキルや感情表現力が育ちにくくなっているという課題認識がある。同社はAI技術により、会話内容の分析やフィードバックを行い、自然で深いコミュニケーション体験を再現性高く提供することに取り組む。
第1弾サービスとして、声と会話を軸にした恋愛アプリ「ボイステップ」を2025年4月にリリース。プロフィール中心の従来型マッチングアプリとは異なり、「まず声から始まる」仕組みを採用している。ユーザーは匿名の音声通話をきっかけに相手を知り、AI会話力診断などの機能を通じてより自然なコミュニケーションを楽しめる。サービス公開4ヶ月で順調な成長を見せ、対面後の“ギャップレス率”※は約8割と高い評価を得ている。
同社を率いるのはCo-CEOの後藤正寛氏と柿田明彦氏。後藤氏はボイステップの発明者で、独自の会話UXに関する特許を申請中。アプリのメインキャラクター「うさもっっち」のデザインを担当し、AI会話診断のプロンプト設計や広告戦略も手がける。上級心理カウンセラー資格を持ち、心理学とAIを掛け合わせたデザインアプローチを強みとしている。
柿田氏は、マッチングサービス「Omiai」(会員数1000万人)を展開するネットマーケティングで元CTO・事業統括責任者を務め、JASDAQ・東証二部・東証一部での上場を経験。その後、MIXI「家族アルバム みてね」にてPdMとしてプロダクトを牽引し、主力事業の売上を10倍に伸ばした実績を持つ。
今回調達した資金は、オンラインおよびオフラインでのマーケティング強化、プロダクト機能改善・新機能開発、次世代型コミュニケーションプラットフォームの基盤構築に充てられる。今後は恋愛領域にとどまらず、「結婚」「家族」「仕事」などへもサービス展開を広げていく方針だ。
※ビデオ通話したカップルのうち、お互いがまた話したいと合意して次のステップに進んだカップルの割合を示す、ボイステップ独自の基準









