株式会社レボーン

においデータの計測・解析および香り生成を一貫して行うソリューションを提供する株式会社レボーンは、Brand New Retail Initiative Fund投資事業有限責任組合、Archetype Ventures、OKBキャピタル、チョープロを引受先とする第三者割当増資で4.3億円の資金調達を実施した。累計調達額は13.5億円となる。
レボーンは、独自開発のにおいセンシング技術、AI調香、官能評価AI、においコンサルティング等の多様なシステムを統合するプラットフォーム型事業を展開する。鼻の役割を担い空気中のにおい分子を検知する「Obreセンサー」、複数の香料を空間でブレンドして香りを再現する「Hearomディフューザー/香料」、検知データを蓄積・学習し、においの識別や香りレシピの生成を行う脳の役割を果たす「iinioiⓇ cloud」を提供。においの「記録・伝送・再生」という全工程を一気通貫で扱い、クラウドAIと最先端のにおいセンシング・再生技術を活用し、においの可視化・分析・再現を実現している。
2024年には独自の官能評価AIが特許技術として認定されるなど、複数事例にて有効性も検証された。
代表取締役CEOは松岡広明氏。幼少期よりロボット製作に打ち込み、13歳ではRoboCup世界大会にて準優勝。災害時に被災者を探すロボカップレスキューを見学した際、人間の目や耳に相当するカメラやマイクはある一方で「鼻」が存在しないことに着想を得る。長崎大学工学研究科へ進学後は、ドローンなどを用いた災害対応システムの研究・開発に従事し、大学院在学中にレボーンを創業した。
松岡氏は、「これからレボーンは『香りのプラットフォーマー』として、人々の感情や体験に寄り添う嗅覚メディアを社会に浸透させます。世界中の誰にとっても香りが楽しさや癒やしを生む存在になる、いわば、音楽や映像に匹敵する新たな文化の創出に挑戦します」とコメントしている。(一部抜粋)
今回の資金調達を通じて、レボーンは香りを「感じるもの」から「記録・伝送・再生が可能な新たなメディア」として社会実装する取り組みを強化する。これにより、従来困難だった香りのメディア化を実現し、独自開発のにおいセンシングシステムやAI調香システムを活用したプラットフォームを拡張する。
今後は技術検証や導入実証を土台に、より高精度かつポータブルなにおいセンサーや多様な香りを自動で再生するデバイスの開発に資金を投じ、食品・飲料・化粧品・医療・自動車などの分野に加え、汎用的な利用を見据えた展開を進めていく方針である。









