自動配送ロボットのLOMBY、2.7億円の資金調達を実施

自動配送ロボットのLOMBY、2.7億円の資金調達を実施

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KEPPLE編集部

自動配送ロボットを開発するLOMBYが、プレシリーズAラウンドにて第三者割当増資による2.7億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、ユナイテッド、MLCベンチャーズ、Suzuki Global Ventures、DRONE FUNDの4社。

自動配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」は、遠隔操作と自律走行を組み合わせて走行する配送ロボットだ。屋外のラストマイル輸送領域に特化し配送の自動化ができる。物流におけるラストワンマイルとは、最終拠点からエンドユーザーへ商品を届ける物流の最後の区間のこと。2023年4月に改正された道路交通法により、LOMBYは「遠隔操作型小型車」として公道走行が可能となった。天候や配達時間に左右されずに配送が可能となり、超高齢社会での労働力不足や労働環境の悪化といった課題解決に貢献する。

同社は内山 智晴氏が2022年4月に設立。内山氏は大学卒業後、伊藤忠商事で航空宇宙分野に従事した後、2017年に物流系スタートアップのYper株式会社を起業。再配達をなくす置き配バッグOKIPPAを開発した経験を持つ。その後、物流ラストワンマイルの人手不足問題解決を目指し、LOMBYを立ち上げた。

2023年2月には、スズキと公道走行向けの屋外自動配送ロボットの量産を見据えた共同開発契約を締結。同年10月にはセブン-イレブン・ジャパンと連携して実店舗からの商用運行に向けて配送試験を開始した。また、今年度のNEDOディープテック・スタートアップ支援事業にも採択されている。今後は、さらなる技術開発と実証実験を進め、自動配送ロボットの実用化を目指していくという。将来的には配送だけでなく人の近距離移動も目標としている。今回の調達資金は、量産に向けた技術開発や運用体制の整備に充当する予定だ。

画像はLOMBYプレスリリースより

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