運搬用ロボットを開発・販売するCuboRexがシリーズAラウンドで総額2.5億円の資金調達実施を発表した。借り入れも合わせたこれまでの累計資金調達額は約6.3億円。
今回のラウンドの引受先はDRONEFUND、マブチモーター、レアゾン・ホールディングス、ユナイテッド、NOBUNAGAキャピタルビレッジ、ASAアドバイザリー、MIRAISE、および複数の個⼈投資家。
同社が開発するのは田畑や建設現場などの未整備な土地を走行できるクローラロボット(移動方式にゴムベルトの走行部を持つロボット)。不整地などの現場における運搬を支援する。
また、保有する手押し車を電動化するタイヤキット「E-cat kit2」を販売する。必要な作業はタイヤ交換とアクセルレバーの取り付けのみで、電動化する作業負担が少ない。大和ハウス工業との現場における運搬作業の効率化実証の共同実験でも活用されている。
今回の調達資金は自動搬送ロボットの開発強化に充当する。関連事業者との技術連携も強化し、特定業界に特化した運搬車の開発にも取り組む。ENEOSグローブとは、LPガスボンベ運搬用電動台車「らくらくエネキャリー」を共同開発した。
写真:CuboRexのHPより