ゴーグル不要の没入体験—フォレストデジタルが1.3億円調達し事業拡大へ

ウェルネス業界のマネジメントシステムを提供するhacomonoが、シリーズDラウンドにて第三者割当増資による総額46億円の資金調達を実施し、累計調達額が120億円に達したと発表した。
今回のラウンドでの引受先は、JPインベストメント、31VENTURES、ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund、ALL STAR SAAS FUND、GMO VenturePartners、海外投資家等。
同社は、ウェルネス業界の店舗運営を支援するオールインワンのクラウドシステムを提供する。主な機能として、会員管理、予約管理、決済処理、スクール管理、在庫管理などがあり、これらを一元的に管理することで、業務の効率化と顧客体験の向上を目指している。また、LINEやZoom、スマートロック、顔認証システムなどの外部サービスとの連携も可能であり、店舗の多様なニーズに対応している。フィットネスクラブ、ヨガ・ピラティススタジオ、インドアゴルフ、公共施設など、さまざまな業種・業態に対応しており、2019年3月のリリースから全国で8000店舗以上の導入実績がある。
代表取締役CEOの蓮田 健一氏は、大学卒業後ソフトクリエイト(現ソフトクリエイトホールディングス)に入社し、プログラマーとして業務効率化ワークフロー製品の開発に従事した。その後、同社から独立したエイトレッドで製品開発マネージャーとして活躍し、ワークフロー製品「X-point」や「AgileWorks」を生み出した。父親の会社の立て直しに尽力した後に、再びプロダクトビジネスに挑戦するため、2013年7月に株式会社まちいろ(現:株式会社hacomono)を創業した。
ウェルネス業界では、コンビニジムや24時間ジム、ピラティススタジオなどの新たな業態の店舗が増加し、市場規模の拡大が見られる。また、hacomonoの提供するFintech事業や「SaaS × IoTハードウェア」の導入が進み、店舗におけるシームレスな顧客体験の向上に寄与している。
今回の資金調達により、6つの戦略的投資領域に注力するとしている。
また、2025年内に100名規模の増員を計画しており、既存事業の拡大および新規事業の推進に向けて人材採用を強化する方針である。
これらの取り組みにより、ウェルネス産業のさらなる発展と社会課題の解決に貢献することを目指すという。
画像はhacomonoプレスリリースより
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