株式会社アルダグラム

建設業や不動産業、製造業などの現場向けサービスを開発する株式会社アルダグラムは、シリーズBラウンドで総額20億円を調達したと発表。ジャフコ グループ、MonotaRO、パナソニック エレクトリックワークスの既存株主3社が参加し、累計調達額は約51.3億円となった。
アルダグラムは、建設業や不動産業、製造業などの現場業務を支援する「KANNA(カンナ)」を開発・提供している。プロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」と、紙の帳票をデジタル化する「KANNAレポート」を展開しており、同社によると、2026年7月には国内外の無料プランを含めた利用社数が10万社を突破したという。現在は世界100カ国以上で利用され、日本語・英語・スペイン語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語の6言語に対応している。
背景には、建設業をはじめとする現場の人手不足に加え、業務情報が十分にデジタル化されていないという課題がある。現場では、紙やExcel、ホワイトボード、口頭など複数の手段で情報が管理されるケースがあり、AIで活用するには、こうした情報をデジタル化し、扱いやすい形で蓄積する必要がある。同社は、現場データをAIが活用できる基盤として整備することで、業務の効率化や自動化につなげる。
今回の調達を機に、KANNAを現場データを起点にAIが業務を支援・自動化する「現場AIプラットフォーム」へと発展させる。
具体的には、「報告 音声AI」や「帳票 AI OCR」などを通じて、紙や音声の情報をデジタル化する。外部のシステムやAIとKANNAのデータを連携する基盤を整備するほか、蓄積した現場データを活用して業務を支援する「KANNAエージェント」の開発も進める。
今後は、AIを軸としたプロダクト開発に加え、海外市場向けの機能開発や販売体制、パートナーシップを強化する。AI・プロダクト開発やグローバル事業などの人材採用も進め、既存の顧客基盤を足がかりに海外展開を加速する方針だ。


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