1on1支援のKAKEAIが9.7億円を調達

1on1支援のKAKEAIが9.7億円を調達

written by

KEPPLE編集部

1on1ミーティング支援サービスを運営するKAKEAIは、プレシリーズBラウンドにて総額9.7億円(第三者割当増資:4.2億円、融資:5.5億円)の資金調達を実施したことを明らかにした。今回のラウンドでの引受先はモバイル・インターネットキャピタルとDBJキャピタル。

同社が提供するのは、企業内で行われる1on1ミーティングをサポートするクラウドシステム「Kakeai」。1on1は上司と部下の継続的な面談により、部下が抱えている悩みや将来的なビジョン、人間関係など幅広い内容での対話により、成長を促すミーティングを指す。部下は、業務の進め方、キャリアの相談、心身の状態など話したいトピックを事前に選択することが可能。また、上司やメンターに対して「話を聞いてほしいのか」「具体的なアドバイスが欲しいのか」など、期待する対応を指定することもできる。上司には部下への対応方法に関するアドバイスが表示される仕組みがあり、対話の質を高め、上司の負担を軽減する。

同社は本田 英貴氏が2018年4月に設立。本田氏は筑波大学卒業後、リクルートに入社。商品企画や新規事業開発、人事部門でのマネジメント改善施策やデジタル化を担当した経験を持つ。2015年にリクルートを退職後、数社のスタートアップで役員を務めた後、自身の経験を活かし1on1ミーティングのサポートに特化したサービスを立ち上げた。

同社の売上高は2021年以降、3期連続で2倍の成長で推移している。香川県、香川大学との取り組みも行っており、運輸業・サービス業・学校・医療などからの引き合いも増加している。

2024年3月には、伊藤忠テクノソリューションズがKakeaiを全社導入した。これまでにも、KDDI、住友商事、NTTデータなどが導入している。今後は、蓄積されたデータやAIを用いた機能の開発を目指す。調達資金は、個々の上司部下の関係レベルの引き上げを自動化する機能などのプロダクト開発や組織体制の強化に充当する。

Tag
  • #HR
  • #人工知能
Share
notelinkedInfacebooklinex
banner

新着記事

notelinkedInfacebooklinex
notelinkedInfacebooklinex

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ。
1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

STARTUP NEWSLETTER

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス