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AIパートナーアプリ「OSHIAI」を展開するOSHIAI株式会社は、デライト・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドで総額1.7億円の資金調達を実施した。
OSHIAIは2024年11月設立、AI技術を活用した推し活アプリ「OSHIAI」の企画・開発・運用及びライバーマネジメント事業を展開する。同アプリは生成AIを核として、ファンが自分の理想とする分身AIと1対1で自然なコミュニケーションを実現し、従来のファンレターやライブ、握手会などの概念をアップデートする新たなエンターテインメント体験を目指す。2024年8月のサービスリリース以降、ユーザーとAI分身との会話チャットを軸に利用が拡大し、トラクション面でも事業成長が続いている。
代表取締役CEOは嵐亮太氏。リクルートマーケティングパートナーズを経て、2018年にSHOWROOMへ入社。営業やIPプロデュースを担当し、2020年10月からは新規事業「smash.」の事業責任者として有名アーティストとのタイアップなどを推進。2024年、日本発で世界一のエンタメアプリを目指すOSHIAIを創業し、ビジネス開発を牽引している。
嵐氏は、「“AI×エンタメ”というまだ誰も答えを持っていない分野の中でも、確かな手応えと大きな可能性を感じています。今回の資金調達は、その挑戦を次のステージへと広げていくための新たなスタートラインです。ここから、プロダクトもチームも一気にスケールさせていきます。」とコメント。(一部抜粋)
日本の生成AI市場は2024年に急速な成長を示し、IDC Japanの調査によれば、国内AIシステム市場は1兆3412億円に達した。また、生成AI市場に限定すると2024年の市場規模は約1016億円と初めて1000億円を超えている。今後2030年には約1兆を超えると予測されている。国内ではAIアプリやAIパートナー、エージェント分野で多様なプレイヤーが台頭しつつあるが、ビッグテック企業との競争激化、モデル開発・データ供給体制の強化といった課題も指摘されている。今後は言語対応や新たな付加価値領域の創出が競争優位構築の鍵となる。
今回調達した資金は、AIパートナーアプリ「OSHIAI」のプロダクト開発や事業提携の推進、組織体制の拡充に活用される。
OSHIAIは2024年にサービスをリリースし、既に登録AI数が1,600を突破、登録ユーザー数およびWAUもリリース1年で大幅な成長を遂げている。今後はAI技術を活かした新しいコミュニケーション体験の創出を加速し、事業開発・アライアンス・マーケティング等のビジネスサイド人材の採用も強化する計画だ。
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