数十億円を超える一部の資金調達が発表され、全体的な調達金額の規模としてはかなり大きな動きがあった。
先週(5/14~5/19)にリリースされたスタートアップの資金調達情報を振り返る。
資金調達件数は40件と前週比で微減。
調達金額の総額は25,030百万円と前週比で+138%になった。
先週発表された資金調達の中から、シード / アーリーステージのスタートアップを抜粋して紹介する。
資金調達ニュース一覧はこちら。
ミチビク、2億円の資金調達を実施
取締役会など重要会議の運営管理サービスを提供するスタートアップ。引受先は、DIMENSION、みずほキャピタル、有安伸宏氏。融資における借入先は、日本政策金融公庫、株式会社商工組合中央金庫などの金融機関。今回の資金調達によりAIを活用したプロダクトの機能強化を進め、長期的には国内の全上場企業へのサービス導入を目指す。
今回の資金調達に際して、代表取締役CEO 中村 竜典氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。
HANOWA、1.55億円の資金調達を実施
歯科医療人材のシェアリングプラットフォームを運営するスタートアップ。今回のラウンドでの引受先は、エムスリー、ココナラスキルパートナーズ、山本正喜氏(Chatwork 代表取締役CEO)、ANOBAKA。今回の資金調達によりサービス開発を強化し、既存サービスのアプリ化などと共に、医科全般に向けてサービスを提供することを目指す。
今回の資金調達に際して、代表取締役CEO 新井 翔平氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。
Spiral.AI、プレシードラウンドで1.5億円の資金調達を実施
巨大言語モデルソフトウェア開発を行うスタートアップ。同社は、画像解析AIのニューラルポケットでCTOを務めた佐々木雄一氏が設立。巨大言語モデル(LLM)の導入や活用を目指す企業向けに、個別にカスタマイズ可能なChatGPTが構築可能な「Spiral.Bot」や、独自の巨大言語モデルである「Spiral.LLM」の開発を進める。
forest、シリーズAラウンドで約15億円の資金調達を実施
日本のモノづくりブランドをM&Aにて承継し、その更なる成長実現に取り組むスタートアップ。今回のラウンドでの引受先は、adline Asia、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Nordstar Partners limited、DBJキャピタル、及びFFGベンチャービジネスパートナーズ。今回の調達資金はブランドの承継やECモールにおける広告の強化、Eコマース各領域の専門人材の採用に充当する。
AnotherBall、エンジェルラウンドで約3億円の資金調達を実施
AI・Web3時代のVTuberプロジェクト「IZUMO」を運営するスタートアップ。今回のラウンドの引受先は複数の個人投資家。同社は過去に家族向けの情報サイト「ママリ」や多国籍VTuber事務所「PRISM PROJECT」などを立ち上げ、それぞれKDDIとSONYグループに売却した実績のある、大湯俊介氏と島田達朗氏により設立されている。
cynaps、シリーズAラウンドで総額2億円の資金調達を実施
IoTビルオートメーション・システム「BA CLOUD」を提供するスタートアップ。今回のラウンドの引受先は環境エネルギー投資。今回の資金調達をもとにBA CLOUDの開発と営業・マーケティングを強化し、2027年までに30万室への導入を目指す。
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