スタートアップの最前線に迫る!YouTubeチャンネル「スタセン!」がAIロボティクスの筑波大学発企業に潜入

スタートアップの最前線に迫る!YouTubeチャンネル「スタセン!」がAIロボティクスの筑波大学発企業に潜入

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はじめまして!ケップルが新たに開始したYouTubeチャンネル「スタセン!(スタートアップ潜入チャンネル)」制作チームです。

このチャンネルでは、ケップルの若手メンバーが注目スタートアップ企業に潜入し、その開発技術やサービス、企業の魅力をご紹介していきます。毎月さまざまな企業を取材し、視聴者の皆さんに気軽にお楽しみいただける動画をアップしていきますので、ぜひご注目ください。

スタセン!
今回のインタビュアー、ケップル若手メンバー「スタートアップハンターBob」

筑波大発スタートアップのAIロボット開発現場に潜入

初回は、産業用のAIロボットの開発を手がける株式会社Closerを取材しました!同社は、食品生産工場や化粧品工場のライン向けに、箱詰めなどの作業を行う小型ロボットシステムを開発する筑波大学発スタートアップです。 現在は主に、製造工場などの生産ラインにおける省人化小型ロボットシステムの開発を進めています。

今回の動画では、筑波大学構内にあるCloserのオフィスに伺い、代表の樋口氏にインタビューしました。同社の開発するロボットの強みや特長などについて詳しくお話いいただいています。本記事ではその内容をご紹介します!

自動化の進まない領域にAIロボットの力を活用

――開発ロボットの強みを教えてください。

樋口氏:弊社は「Closer Robotics」という名の通り、ロボットをより身近に、より簡単に導入することを目指しています。主なターゲットは食品や化粧品、物流などの工場や倉庫になります。そのような現場では、自動車や電気・電子産業で多く導入されてきたような従来の産業用ロボットを導入するのは難しい状況です。その背景としては、ロボットが非常に大きいので工場に収まらないということや、自動化が進んでいない現場だと扱える人がいなくて対応ができないといった理由が挙げられます。そこで私たちは操作が簡単で多品種に対応でき、いろいろな場所に設置可能という強みを持ったロボットを開発しています。

株式会社Closer 代表取締役 樋口 翔太氏
株式会社Closer 代表取締役 樋口 翔太氏

――開発されている二つのロボットの特長は。

一つが「Palletizy(パレタイジ―)」というロボットで、この名前には「パレタイズ+イージー(パレタイズ作業を簡単に)」という意味が込められています。工場などでできた製品の箱詰めは重いもので一箱20キロぐらいあり、今はそれを人手でパレットに積み上げているというのが現状なのですが、パレタイジ―はその作業を自動化するロボットです。

もう一つが「PickPacker(ピックパッカー)」と言い、バラバラにコンテナに積まれているような小袋をつかんで、コンベアに流れてくる容器に入れていく作業を行うロボットです。具体的には現在、ざるそば弁当や麺総菜などの容器にめんつゆやワサビ、海苔、ショウガなどを入れる作業を行っています。今後はさらに、他の食品や化粧品、医薬品などの小袋を入れる現場にも展開していこうと思っています。

――ロボット開発の背景を教えてください。

元々私は幼少期の頃からずっとロボット開発が好きで、ロボットのサッカー大会などに出場していたのですが、そのようなロボット技術を大会や趣味止まりでなく社会に活かしていきたいという思いがありました。また、昔研究でトマトの自動収穫ロボットの開発を行っていたのですが、農家さんにヒヤリングすると「人手不足が深刻だが、作業を自動化するロボットがない」との声があり、こういうところこそロボットで助けるべきだと考えました。そこで、特に自動化が進んでいない領域の課題を解決していこうと模索した結果、現在の食品や化粧品、物流の倉庫や工場がターゲットになっています。

スタセン!Closer取材

――今後の展望は。

現在、弊社のロボットは評価いただいていて、いろいろなお客様から「こういったところに入れてほしい、このような機能をつけてほしい」などとご要望いただいています。私たちのロボットはハードウェアは同じものでもソフトウェアのアップデートでどんどん新しい機能をつけていくことができます。多くの困っていらっしゃるお客様の現場に導入できるよう、スピード感を持ってアップデートを進めていきます。まずは3年間で、150-200台ぐらいのロボットを導入していくことを目指します。

スタセン!Closer AIロボット操作にチャレンジ
タッチパネルで直感的に操作できるパレタイジ―を体験!

動画内ではインタビュアーであるケップル若手メンバーの「スタートアップハンターBob」が、同社の開発する小型協働パレタイズロボット「パレタイジ―」の操作にチャレンジし、実際に稼働する様子も詳細にレポート。ロボット操作に関する専門的な知識がなくても、簡単にできるというパレタイジ―の操作を実際に体験しています。ぜひ動画でもご視聴ください!

「スタセン!」では今後も毎月注目スタートアップの取材動画を公開していきます。次回もぜひお楽しみに!

掲載企業

Writer

「スタセン!」制作チーム

「スタセン!」制作チーム

「スタセン!」制作チーム

ケップルが運営するYouTubeチャンネル「スタセン!(スタートアップ潜入チャンネル)」制作チーム。注目スタートアップ企業に潜入取材し、その開発技術やサービス、企業の魅力を紹介する。

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