通院・転院・退院の“移動の空白”を埋める──mairu tech、総額4億円で搬送網を拡充

通院・転院・退院の“移動の空白”を埋める──mairu tech、総額4億円で搬送網を拡充

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医療・福祉モビリティのインフラ構築を進める株式会社mairu techは、プレシリーズAで第三者割当増資および融資により、総額4億円を調達した。出資者にはデライト・ベンチャーズ、ANRI、メドレーのほか、個人投資家が参加し、金融機関としてみずほ銀行が融資を行った。

mairu techは、医療機関や介護施設、自宅からの移動において、医療的ケアを伴う搬送を支援するスタートアップである。搬送専用車両と自社雇用の専門スタッフによる「マイル搬送サービス」を展開し、通院、転院、退院などの移動を支える。必要に応じて酸素供給や点滴管理などにも対応する。また、病院や介護施設向けには、電話やFAXに代わる予約・配車のためのWebシステム「mairuシステム」の開発も進めている。

高齢化の進行や在宅医療の広がりを背景に、医療・介護の現場では安全かつ柔軟な移動手段の重要性が高まっている。一方で、医療的ケアが必要な搬送では、対応人材の確保や手配の煩雑さ、品質管理の難しさが課題となってきた。mairu techは、こうした課題に対し、専門職による搬送体制とデジタル化された予約基盤の整備を通じて対応する。

同社は創業以来、各地域での社会実証を通じて、医療機関や介護施設、利用者との対話を重ねながらサービスのあり方を検証してきた。現在は大田区平和島を拠点に6台体制で運行しており、現場からは、専門職による対応への安心感や、品質管理のしやすさ、手配業務の効率化への期待が寄せられているという。

今回の調達資金は、サービス提供体制の強化と事業拡大に充てる。今後は現在の運行拠点を基盤に、年内に30台規模まで運行体制を拡大し、新たな運行拠点の設立も進める方針だ。東京都内を中心に、より多くの医療機関、介護施設、在宅利用者に向けて、安心して利用できる医療・福祉モビリティのインフラ構築を目指す。

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