サプライチェーンマネジメント領域の業務効率化SaaSを開発するリチェルカがシードラウンドにて、J-KISS型新株予約権による1.3億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回のラウンドでの引受先はジェネシア・ベンチャーズとNew Commerce Ventures。
リチェルカが開発を進めるのは、サプライチェーン領域の業務効率化を実現するSaaS群「RECERQA(リチェルカ)シリーズ」。商品情報や画像等の情報を統合管理する「RECERQA Hub」を中心に、仕入や販売などRECERQAの各システムと連携する。
ユーザーはRECERQAシリーズの中から、自社に必要な機能のシステムを選んで利用できる。RECERQA Hubを通じてユーザーが利用している外部システムと連携し、商品マスタの更新等も可能だ。
代表取締役CEOの梅田祥太朗氏は複数のITベンチャーで勤務した経験を持つ。ワークスアプリケーションズではSCM領域の営業に従事し、AI insideではCROとしてビジネスを管掌した。リチェルカ(旧:iMAMIRAi)は2022年4月に設立した。
RECERQAシリーズは2024年7月より正式に提供を開始。すでに複数社が有償でシステムを利用している。
2023年8月にはエンジェルラウンドで資金調達を実施。納品書や請求書、伝票などのフォーマットが固定されていない帳票を設定不要で行うことができる「RECERQA Scan」を発表した。今後はさらに企業間やシステム間のデータ連携を実現するプラットフォームとして機能強化を進める計画だ。今回の調達資金は、RECERQAのプロダクト開発及びプロモーション活動の推進に充当する。