モルゲンロット株式会社

生成AI時代を支えるコンピューティングパワーのインフラソリューションを展開するモルゲンロット株式会社は、ジャパンインベストメントアドバイザー、ミライト・ワン、電源開発を引受先とするシリーズBラウンド・ファーストクローズで、総額11億円の資金調達を実施した。
モルゲンロットは、さまざまな企業や研究機関が保有する計算リソースの供給を効率化・最適化し、誰もが制約なく計算力を活用できるシェアリングエコノミーモデルの確立に取り組んでいる。
主力サービスの「MORGENROT® Cloud Bouquet」は、NVIDIAやAMD等の多様なGPUを最小1枚・1時間単位から利用可能なパブリックGPUクラウドであり、利用者は量や時間に応じて最適なリソース調達ができる。加えて、AIサーバーやHPCの稼働状況や消費電力をジョブ単位で可視化し、運用管理の簡素化と稼働効率の最大化を実現する「MORGENROT®Arthur」や、AIデータセンターの計算力を、より簡単かつ効率的に収益化するための、AIデータセンター向け仮想化オーケストレーションプラットフォーム「MORGENROT®TailorNode」も展開している。
企業や研究機関において、イノベーションを支える計算力への需要は急速に拡大しており、今後はその不足が一層深刻化すると見込まれている。同社は、企業などが保有する計算リソースを適切に管理・最適化するとともに、計算力のシェアリングエコノミーモデルを確立することで、計算力不足という課題の課題解決を目指している。
代表取締役CEOは中村昌道氏。日立製作所の研究開発グループで流体シミュレーションを用いた製品開発に従事した後、2022年にモルゲンロットに入社し、取締役CTOならびにCOO としてGPUを活用した計算リソースの効率運用・最適化、プラットフォーム技術の開発や企業・部門間リソース流通の仕組み構築を主導し、2025年8月に現職に就任した。
中村氏は、「今後も出資いただいたパートナーの方々と共に、お客様に価値あるソリューションを提供すべく、より一層事業推進に邁進してまいります」とコメントしている。(一部抜粋)
今回調達した資金は、既存プロダクトの機能アップデート、新領域(エネルギーマネジメント等)の研究開発促進に充当される計画だ。また、エンジニアや研究開発、ビジネス人材の採用加速、パートナー企業との連携による販売チャネル拡大、北米等での海外展開推進にも活用する。
モルゲンロットは、AI開発や大規模シミュレーションに必要なGPUリソースを多様な企業が柔軟に活用できるデジタルインフラの提供を目指し、今後もパートナーと連携して新たな課題やニーズに応えるサービス創出に取り組む方針だ。









