脳血管内治療の新たな標準へ──N.B.Medical、8.5億円で臨床試験準備を加速

脳血管内治療の新たな標準へ──N.B.Medical、8.5億円で臨床試験準備を加速

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独自開発のデジタルトランスフォーメーション技術を活用した脳血管疾患治療用医療デバイスを開発するN.B.Medical株式会社は、AIST Solutions、ANRI、ジャフコグループ、ニューロシューティカルズ、三菱UFJキャピタル、ヨコオ、レアゾン・ホールディングス、Red Capital、国内大手医療機器メーカーを引受先とするシリーズBラウンドのセカンドクローズで、第三者割当増資による総額8.5億円の資金調達を実施した。これによりシリーズB累計調達額は33.5億円(NEDO DTSU助成金5億円含む)となった。

N.B.Medicalは、脳血管疾患治療用の医療デバイス開発を主たる事業としている。実機による医療機器開発と共に、独自のデジタルトランスフォーメーション技術およびAIを活用した規制統合型のコンピュータ・モデリング・シミュレーション(CMS)開発基盤を統合し、医療デバイス開発モデルの高度化を目指す。同社が取り組む脳血管疾患向けデバイスは、抗血栓性コーティング技術や血管内操作における設計精度の向上など、高度な技術にもとづく。こうした新技術の開発と臨床試験準備が進捗しつつあり、今後は国内・海外を視野に医療現場での実装や新規治療オプション確立を目指している。

代表取締役CEOは正林和也氏。慶應義塾大学卒業後、三菱UFJ銀行を経て、Ph.D.を持つ兄と医療機器ベンチャーを創業。国産初のクラスIV脳梗塞治療機器を開発し、M&Aを実現した。その後、UCLAや産業技術総合研究所など国内外の研究機関と連携し、2021年10月にN.B. Medicalを創業した。

正林氏は、「本ラウンドを新たな成長の起点と位置づけ、革新的医療デバイスの社会実装を着実に前進させるとともに、DX・AIを核とした高度な開発基盤の確立を加速してまいります。脳血管内治療の可能性を拡張し、世界中の患者様に持続的な価値を届けられる企業へと進化してまいります」とコメントしている。(一部抜粋)

調達した資金は、脳血管疾患治療用の医療デバイスの研究開発加速と、独自のデジタルトランスフォーメーション技術およびAIを活用した設計・シミュレーション基盤の高度化に充当される予定である。これにより開発のスピードと設計精度の両立を目指し、次世代医療デバイスの創出が推進される。

今回のセカンドクローズを機に、製品開発と臨床試験準備を加速し、社会実装およびグローバル展開を見据えた事業推進を計画している。医療デバイス開発における新たな標準確立と、より安全で有効な脳血管内治療の実現、患者への新たな治療選択肢の提供を目指すとしている。

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