“載せる太陽光”から“建材としての太陽光”へ──モノクローム、17億円で普及加速

“載せる太陽光”から“建材としての太陽光”へ──モノクローム、17億円で普及加速

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建築一体型太陽光パネルを開発・販売する株式会社モノクロームは、シリーズBラウンドで総額17億円を調達した。これにより、エクイティによる累計調達額は33億円となった。本ラウンドには、Spiral Capital、ALPHAをリードインベスターとして、ファーストライト・キャピタル、GMO Venture Partners、Spiral Innovation Partners、千島土地、ごうぎんキャピタル、鹿児島銀行(かぎん共創投資1号投資事業有限責任組合を運営)、NOBUNAGAキャピタルビレッジ、SMBCベンチャーキャピタルが参加した。

モノクロームは、建築と調和する再生可能エネルギー設備の開発を進めるスタートアップである。主力製品は、屋根そのものとして機能する建築一体型太陽光パネル「Roof-1」シリーズで、このほか外壁一体型の「Wall-1」、エネルギー管理システム「Energy-1」、電力小売サービス「モノクローム電力」も展開している。発電設備の提供にとどまらず、エネルギーの創出、制御、流通までを一体で手がける点を特徴とする。

太陽光発電は、脱炭素化やエネルギー自給の観点から導入拡大が期待される一方、従来は建築物の意匠や街並みとの調和が課題となってきた。特に住宅や建築分野では、設備として後付けする一般的な太陽光パネルが景観や設計自由度に影響を与えることも多く、普及の障壁の一つとされてきた。モノクロームは、こうした課題に対し、太陽光パネルを「屋根に載せる設備」ではなく「屋根そのもの」として設計することで、新たな選択肢を提示している。

今回調達した資金は、主に以下4領域に投資する。

1.戦略商品「Roof-1e」の開発・販売強化
 ハウスメーカー/工務店向けに、現行製品比で価格を約3割抑えた「Roof-1e」の開発と拡販を進める。
2.エネルギー制御システム「Energy-1」の開発
 エコキュートを活用し、電気代の低減につながるエネルギー制御システムを開発する。
3.地域内エネルギー循環モデルの横展開
 白馬村で実施したモデルを、他自治体へ展開する取り組みを強化する。
4.採用強化
 成長戦略を支えるため、セールス、事業開発、建築施工管理、電気施工管理、コーポレート各部門の採用を加速する。

今後、モノクロームは、建築一体型太陽光パネルの普及を進めるとともに、エネルギー制御や地域内循環モデルを組み合わせた事業展開を全国に広げていく方針だ。建築とエネルギーを一体で捉えるプロダクト群を通じて、景観と再生可能エネルギー導入の両立を図りながら、地域に根ざしたエネルギー利用のあり方を提案していくという。

画像はモノクローム プレスリリースより

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