HARTi、プレシリーズAで6000万円調達—スマートプリ機「HARTi Photo®」の全国展開を加速

HARTi、プレシリーズAで6000万円調達—スマートプリ機「HARTi Photo®」の全国展開を加速

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スマートプリ機「HARTi Photo®」を開発するHARTiは、鈴木おさむ氏が率いるスタートアップファクトリーを引受先としたプレシリーズAラウンドで、6000万円の資金調達を実施した。HARTi Photo®の全国展開、システム強化、マーケティング活動の加速を図る。

同社は、日本の文化産業のインフラを創造することを目標に掲げ、リアル・デジタル双方の技術を活用したIPビジネスの拡大に取り組んでいる。同社が開発・提供するHARTi Photo®は、小型で通信機能を備えたスマートプリ機だ。撮影後に紙とデジタルデータの両方を無料で保存できる。AIレタッチ機能により、自然な仕上がりを実現。フォトフレームはカスタマイズ可能で、インターネット経由で遠隔更新もできる。一般的な通信環境と給電があればどこでも設置可能なため、空きスペースや遊休不動産の活用、常設やイベント利用にも幅広く対応ができる。

他にも、仮想通貨やウォレットの準備が不要で、初心者やリアルイベントでも簡単にNFT導入ができる、アプリ型のNFTプラットフォーム「HARTi®︎」 や、企業のNFTマーケティング施策を支援するWeb3コンサルティング事業「HARTi for Business」も展開している。

代表取締役の吉田 勇也氏は、2019年にHARTiを創業し、現代アーティストのプロダクション事業を展開。創業から5カ月で東洋経済「すごいベンチャー100」に掲載され、Plug and Play JapanのBrand & Retail部門で最優秀賞を受賞した。

近年、日本のコンテンツ産業は新型コロナウイルスの影響で打撃を受けたものの、動画配信サービスの普及により、日本のアニメやゲーム、映画が世界中で注目を集めている。政府はクールジャパン戦略を刷新し、2028年までに海外市場規模を10兆円、2033年までに20兆円へ拡大する目標を掲げている。

今回の資金調達を以下の用途に充てるとしている。

1. 「HARTi Photo®」の全国展開
・追加購入による設置台数の増加
・国内の商業施設やイベント会場への導入拡大
・イベントごとの短期利用モデルの強化

2. アプリ開発・システム強化
・「HARTi Photo®」の機能向上(UX改善、パフォーマンス最適化)
・プラットフォームの安定化・拡張
・ユーザーデータの活用によるサービス改善

3. マーケティング・PRの強化
・認知度向上を目的とした広告・プロモーション活動
・企業やイベント主催者との連携強化
・海外市場へのアプローチ

この資金を活用し、HARTi Photo®の普及を加速させ、日本の文化産業のインフラ構築を目指すとしている。

画像はHARTi プレスリリースより

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