株式会社RyuLog

留学奨学金プラットフォームを展開するRyuLogは、第三者割当増資により3500万円の資金調達を実施し、累計調達額を約6000万円とした。引受先は、ANRI、Headline Asia、エンジェル投資家2名である。
RyuLogは2021年6月に設立され、「誰もが海を超え 世界へ挑める時代を創造する」というミッションのもと、海外留学に関する支援事業を展開している。主な事業として、留学希望者向けのイベント運営と、留学費用の支援を目的とした奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」の開発を進めている。
「スカラシップパートナーズ」は、企業や団体が提供する奨学金情報を一元化し、学生が効率的に支援を受けられる仕組みを提供するプラットフォームだ。留学に関心がある学生が、自身の希望や条件に合った奨学金を見つけやすくするとともに、企業側にとっても自社の求める人材とマッチングしやすい環境を構築することを目的としている。
2025年2月には、一般財団法人高専人会と連携し、高等専門学校(高専)出身者対象の新たな留学奨学金プログラムを設立することに合意。同月14日より、高等専門学校(高専)出身者を対象とする「KOSENJIN scholarship partners – 高専生留学プロジェクト」への参画・支援企業の募集を開始した。
代表取締役の平良 美奈子氏は、文部科学省が推進する「トビタテ!留学JAPAN」の2期生としてアジアへ留学。自身の経験から、留学が個人の成長やキャリア形成に大きな影響を与えることを実感し、より多くの人が海外へ挑戦できる環境を作るべく起業に至った。これまでに4000人以上を動員する留学イベントを開催し、留学希望者と企業・教育機関をつなぐ取り組みを行っている。
近年、日本ではグローバル人材の育成が重要視されているものの、経済的な理由で留学を断念するケースが多い。RyuLogは、奨学金プラットフォームを通じてこの課題を解決し、より多くの学生が海外で学ぶ機会を得られるよう支援を行う。
今回の資金調達により、留学奨学金プラットフォームの機能拡充、マーケティング活動の強化、人材採用を進める方針である。今後も、より多くの学生に留学の選択肢を提供し、グローバル人材の育成に貢献していくことを目指す。
画像はRyuLogプレスリリースより