性格を見える化するリーディングマーク、社員の離職防ぎ「幸福社会」を作る

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KEPPLE編集部


Personality Techを通じたHR事業「ミキワメ」を運営する株式会社リーディングマークが、第三者割当増資による総額7.6億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

引受先は、マネーフォワード、フェムトパートナーズ、AGキャピタル、新生企業投資の4社に加え、東京大学協創プラットフォーム開発(以下、東大IPC)。

採用やマネジメントを改善し、ウェルビーイングを実現

ミキワメは、人の「性格」と「心の幸福度」を見える化するアルゴリズムを活用したソフトウェア。同社はこのソフトを生かして主軸となる二つのプロダクトを提供している。

ひとつ目は、2020年4月にリリースした「ミキワメ 適性検査」だ。10分間の適性検査で社員の性格や特徴を明らかにし、自社の社風を分析できる。この結果と採用候補者の性格を比較すれば、自社で活躍しそうな候補者を見極めることができ、採用のミスマッチを減らせる。

ミキワメ 適性検査は、大企業からスタートアップ企業まで導入が進み、累計利用企業数は2,000社、累計受検者数は52万名を超える。

ふたつ目の「ミキワメ ウェルビーイング」は、2022年3月にリリースした新サービスだ。社員が2分間の質問に答えるだけでメンタル状態がわかり、ケアが必要なメンバーを明らかにできる。さらに、ミキワメ 適性検査で取得した社員の性格情報をかけ合わせて確認すれば、上司がどのようにメンバーをマネジメントすれば良いのかをレコメンドしてくれる。その結果、休職・退職を減らし、チームのウェルビーイング(※)を実現する。

(※)ウェルビーイング:身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること。

サービス資料画像
代表取締役社長 飯田 悠司氏に、サービス開発の背景や今後の展望などについて詳しく話を伺った。

近年高まってきたウェルビーイングの重要性

―― ミキワメを始めようと思ったきっかけを教えてください。

飯田氏:大学時代にいろいろなOBの方とお会いする中で、「仕事を面白くないと思っている人が多い」と感じました。そこで、街を行き交う人200名にアンケートを取ってみたところ、仕事にやりがいを感じている人は2割程度という結果になりました。低い数値に驚いたのですが、国が出しているリサーチ結果でも、仕事にやりがいを感じている人が18%だと書いてあったんです。

働くことを自分で選択し、切り開いていかなければいけない時代です。それにも関わらず、やりがいを感じる人が少ないのは問題だと思いました。そこから「人の自己実現を支援したい」という目標を持ち、学生起業をしました。

起業した当初は、動画を活用した新しい採用活動のサービスを始めましたが上手くいきませんでした。改めて、人の自己実現を支援するには、人の内面をきちんと理解をした上で、その人に合ったキャリアを歩める機会の提供をすることが大事だと思いました。

もっと人のことを深く本質的に、定量的に明らかにできる技術は何かないかと考え、性格検査に行きつき、ミキワメの研究開発をスタートさせたのです。

―― ミキワメ ウェルビーイングに注力していく背景には、どのような社会課題があると考えられていますか?

近年、コロナ禍によるリモートワークが広がり、社員の状態を身近で感じ取ることが非常に難しくなってきています。マネジメント側が気づかないうちに社員が体調を崩していた、病んでいたということも起きていると思います。これまでは実際の観察を通じて防げていたことが難しくなり、ウェルビーイング向上の施策のニーズが高まっていると感じています。

また、2022年8月には人的資本経営のガイドラインとも言える「伊藤レポート3.0」が経済産業省よりリリースされました。その中には「経営上大事なのはウェルビーイング、いわゆる人の幸せであり、これからの経営3.0はウェルビーイング経営のことである」と書いてあるのです。

私たちが以前から着目し、広げてきたサービスや理念が、国策や社会の認識ともすり合ってきました。今こそきちんと技術を磨き、多くの方に使っていただけるように事業を推進していきたいと考えています。

自分らしく幸せに生きる時代を後押しするために

―― 今回の資金調達では新たに東大IPCが引受先となり、産学連携活動の開始も発表されましたが、どのような取り組みを考えられていますか?

今回の資金調達で、既存の引受先に加えて東大IPCからの出資のほか、鶴岡 慶雅教授との産学連携活動の実施も決まりました。鶴岡教授とミキワメのアルゴリズム開発者であり当社R&D責任者の佐藤 映にて、ミキワメで既に実装されている「性格データ」と心の健康状態を示す「ウェルビーイングスコア」を基に、さらなる機能開発を行う予定です。

具体的には、人の性格と個々の心の幸福度にどのような相関があるのかということを追究していきます。その分析によって、休職・離職の予兆をつかむアルゴリズムの精度を高め、最適なマネジメントができるよう支援します。また、鶴岡教授をはじめ、東大大学のイノベーションエコシステムの活用によって、開発力をさらに強化していきます。

―― 今後の長期的な展望を教えてください。

日本の現代社会は「自分らしく幸せに生きる時代」だと考えています。働き方や働く場所など、自分が自分らしく生きるための選択肢を、能動的に選択できる時代になりました。そのような時代に何のために働くのかというと、やはり幸せになるためだと思うのです。

私たちは人の内面を明らかにして、どういう性格でどのようなチャレンジをすると良いのか。心がどのような状態で、どうすればもっとよく生きられるのか。人生をよりよくするアドバイスができるプラットフォームを作っていきたいと考えています。

そのためには、人の内面を知るための技術をさらに磨かなければいけません。しばらくはミキワメの精度を高めることに集中します。将来的には、日本はもちろん世界でも普及させていきたいです。

社会全体で「よく生きる」ことを広げていく

「人がよく働き、よく生きる」ことができれば、みんな幸せだと思うんですよね。私たちが取り組む課題というよりは、そのような社会をみんなで作っていくことが重要だと考えています。同じ思いを持っている方との意見交換や協業も積極的に行っていきたいです。一緒に事業やりたい、当社で働いてみたい、何か会話したい、など何でも結構です。「よく生きる」ということを広げていきたい方がいらっしゃれば、ぜひお話できるとありがたいです。
また、今後は定期的に「ミキワメラボ」という当社のメディアで情報発信していきますので、採用サイトと共にご確認いただけると嬉しいです。

株式会社リーディングマーク

株式会社リーディングマークは、Personality Techを通じたHR事業『ミキワメ』を運営する企業。 同社は、自社で活躍できる社員を10分間で見極める『ミキワメ 適性検査』や、社員のメンタル状態を可視化し、性格をもとにアドバイスをすることでウェルビーイングの実現をサポートする『ミキワメ ウェルビーイング』などのサービスを提供する。

代表者名飯田悠司
設立日2008年1月18日
住所東京都港区芝2丁目31番15号北海芝ビル6階
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