大阪大学発のスタートアップ6選

大阪大学発のスタートアップ6選

KEPPLE編集部

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はじめに

大学発スタートアップ企業は、大学の最先端の研究成果を事業に反映させることができ、 経済的にイノベーションをもたらすことが期待されており、注目を集めている。

経済産業省によると、大学発ベンチャー数は、2021年度調査から477社増加し、2022年度は3782社にのぼる。地域別では関東地方が最も多く、次に近畿地方が多い。どの地域も企業数は増加傾向にある。なかでも大阪大学は、2022年度の企業数5位となり、多くのスタートアップを創出している。

大学発ベンチャーが成功を収めることで、新しい技術やサービスの導入により産業が活性化し、雇用の拡大などが見込まれる。国全体のイノベーション力向上にも繋がり、長期的かつ持続可能な発展を促進することが期待される。

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スタートアップ6選

C4U株式会社

新規ゲノム編集技術の研究開発に取り組む。CRISPR/Cas3(クリスパー・キャス3)系ゲノム編集方法ツールに基づいた最先端の技術を用いて、国産オリジナルのゲノム編集の基盤技術開発に取り組み、東京大学、大阪大学、京都大学、理化学研究所などの最前線の研究者と共同研究を行っている。 工業・農業・医療にとどまらず、多くの各産業でプラットフォーム技術開発を行い、さまざまな技術シーズを生み出し社会貢献を目指す。

2023年5月には、シリーズBラウンドにて第三者割当増資による15億円の資金調達を実施した。

企業HP:http://www.crispr4u.jp/

PaMeLa株式会社

世界の痛みの平均値を下げることを目指し、痛みを「見える化」する研究をしている。脳波と機械学習を組み合わせたアルゴリズムを基に、患者が感じる「痛み」を客観的に測定できる医療機器の開発を行う。ビッグデータ解析にヒントを得て、たくさんの痛みを感じているデータから痛み成分を取り出し人工知能の助けを借り、痛みを本人に聞かずに測定できるシステムを開発している。

2021年10月には、シリーズCラウンドにて第三者割当増資による5.2億円の資金調達を実施した。2022年10月には、日本ペインクリニック学会第56回学術集会で最優秀演題賞に選出された。

株式会社リモハブ

IoT技術を活用することで医療従事者による遠隔管理を実現し、実際に病院で行っているかのような心臓リハビリテーションを自宅で行うことができるシステムの開発に取り組んでいる。リモハブシステムは、患者の負荷状態をモニタリングする「アプリ」を搭載したタブレット、心電波形を取得する「ウェアラブル心電計」、IoT化させた「スマートエルゴメーター(エクササイズバイク)」で構成される。

医療機関にいる医療従事者が遠隔で在宅患者をモニタリングし、従来の医療機関で行う心臓リハビリテーションと同等の効果をもたらす環境を構築することができる。病院の送り迎えによる家族の負担を減らし、退院後のリハビリ継続率の向上に貢献する。

2020年4月には、Golden Asia Fund Ⅱ, L.P.、SMBCベンチャーキャピタル産学連携2号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資による、8000万円の資金調達を実施した。

アイポア株式会社

IoT センサーと機械学習を組み合わせたウイルス・細菌などの微粒子計測ソリューション「Aipore」などを開発している。独自に開発した、センサとAIの技術を組み合わせたアイポアAI粒子識別センサを用いることで、ウイルス等の生態粒子だけでなく工業用途等のナノ粒子を1個単位で識別することが可能になる。また測定された結果はアイポアAIシステムのサーバで解析され、即座に識別結果が分かる仕組みとなっている。

2023年7月には、シリーズBラウンドにて、大阪大学ベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資による2億円の資金調達を実施した。

企業HP:http://aipore.com/

株式会社プロテクティア

「CateProtect」の研究開発を元にした事業を運営する。膜親和性EGCG(エピガロカテキンガレート)のCateProtectは、お茶に含まれる天然カテキンの成分。最も抗ウイルス機能が高いEGCGを、独自の技術で膜親和性にして、抗ウイルス機能をさらに強化した高機能性成分である。この基礎研究と、これを用いたマスクやウェットティッシュなどの抗ウイルス・抗菌製品、部材開発を行っている。また、プレミックス化粧品原料「カテノア」も開発している。

株式会社HOIST

がん治療薬および創薬支援技術の研究開発を行う。がん治療薬の開発は、創業初期から複数のパイプラインがあることが強みであり、中でも先行して開発を進める膀胱がん治療薬については、適用する無機化合物の特徴により、既存薬と比較して有効性ならびに安全性で上回ることが期待されている。 創薬支援技術は、今後の新規抗がん剤の評価に必須となる、患者腫瘍組織移植マウスモデルおよび患者腫瘍組織から直接樹立された初代培養細胞に関する製造・特徴情報の付与技術で、より臨床に近い評価ができることが最大の特徴だ。

2023年4月には、シリーズAラウンドにて、大阪大学ベンチャーキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資による8億円の資金調達を実施した。

おわりに

研究成果の応用や新たな産業の創出が進み、産官学の連携がますます重要視されている。技術の進化と経済への貢献を通じて、新たな価値を生み出す大学発ベンチャー関連のスタートアップの動向には、今後も一層の注目が集まるだろう。

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※ 経済産業省 「令和4年度 大学発ベンチャー 実態等調査 調査結果概要


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