スポーツ解析AI開発のKnowhere、総額4.8億円の資金調達を実施——MLB・NPB導入実績を武器に米市場進出を加速

スポーツ解析AI開発のKnowhere、総額4.8億円の資金調達を実施——MLB・NPB導入実績を武器に米市場進出を加速

xfacebooklinkedInnoteline

スポーツ解析AI「SmartScout」開発の株式会社Knowhereは、第三者割当増資により総額4.8億円の資金調達を実施した。

今回のラウンドには、グロービス・キャピタル・パートナーズ、ニッセイ・キャピタル、mint、Three Arrows Capital Limited、千島土地、Central Japan Seed Fund、アス・キャピタル・パートナーズに加え、千葉ロッテマリーンズや東京ヤクルトスワローズの現役選手なども個人投資家として参加した。

「SmartScout」は、AI技術を使って選手のパフォーマンスをデータで可視化するツールだ。効率的なトレーニングと怪我の予防を実現し、スマートフォン1台でリアルタイムの分析ができる。選手の潜在能力を引き出すための強力な武器として、すでにMLBとNPB両リーグのチームが導入している。技術の精度はトップリーグで実証済みである。

2025年夏にはアマチュア選手向けのバージョンも正式リリース予定で、春にはベータ版の提供を開始する見込みだ。プロだけでなく、アマチュアの世界にも革新をもたらす準備が進んでいる。

代表取締役の伊藤 久史氏は、大学を卒業後、2011年にDeNAに入社。2013年にHEROZに転じ、スマホアプリの開発やAIの企業向け導入を手がけた。その後、2020年9月にKnowhereを創業した。

伊藤氏は、「MLBとNPB双方のチームと契約を結ぶ日本のスタートアップはまだ数が限られていますが、我々はその一社であることを誇りに思います。その導入実績こそが、私たちの技術力と精度の高さの証明です。世界レベルの技術で、これからも世界で戦っていきたいと考えています。」とコメントしている。(一部抜粋)

アメリカ市場でも注目が高まり、複数のMLB球団やトップトレーニング施設と導入に向けた話し合いが進んでいる。今回の資金調達を機に、アメリカ現地での営業やサポート体制を強化し、さらなる事業拡大を狙う方針だ。

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス