美容医療の口コミ・予約アプリのトリビューが6億円を調達、NVCCやユナイテッドなどから

美容医療の口コミ・予約アプリのトリビューが6億円を調達、NVCCやユナイテッドなどから

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美容医療口コミ・予約アプリを運営するトリビューがシリーズCラウンドのセカンドクローズにおいて、三者割当増資および融資を通じて6億円の資金調達を実施し、累計調達額は約40億円となった。今回の調達には、日本ベンチャーキャピタル(NVCC)、ユナイテッドに加え、韓国系ベンチャーキャピタルが新たに参画している。

同社は、美容医療分野に特化した口コミ・予約アプリ「トリビュー」を提供している。ユーザーはアプリを通じて、美容外科や美容皮膚科、審美歯科に関する口コミ検索や施術検索、クリニック検索、オンライン相談・予約を一括して行うことが可能。また、実際の施術を受けたユーザーの体験談や写真を通じて、よりリアルな情報を得られる点が特徴だ。さらに、クリニックの価格比較やキャンペーン情報の提供も行い、ユーザーが納得した上で施術を受けられる環境を整えている。

代表取締役の毛 迪氏は、大学を卒業後リクルートに入社し、ブライダル領域の「ゼクシィ」で広告戦略立案や広告制作ディレクションを担当。その後、ベンチャーキャピタルでの勤務を経て、2017年7月にトリビューを立ち上げた。

美容医療市場は近年、需要の拡大が続いており、ユーザーが信頼できる情報を求める傾向が強まっている。特に、施術内容やクリニックの選択において、実際の体験者の口コミや評価が重要視されている。このような背景から、信頼性の高い情報を提供するプラットフォームの需要が高まっている。

同社は、コロナ禍でのライフスタイルの変化を追い風に、導入クリニックや施術メニュー数の拡大、UI/UX改善を進め、2024年10月には累計150万ダウンロードを突破。累計GMVは200億円に到達し、売上成長率は前年比175%で推移している。

今回の資金調達により、トリビューの認知拡大を目的としたマーケティング活動や、生成AIなどのテクノロジーを活用した機能・サービスの強化を図る予定である。また、電子カルテなどの外部基幹システムとのデータ連携を通じて、美容クリニック向けのオペレーション改善やDX支援を推進し、国内美容医療の技術・サービス品質の向上に寄与することを目指している。

今後は、プロダクト開発やマーケティング、事業企画、セールスを中心に、CxOポジションも含めて約70名の採用を予定しており、事業拡大と組織強化を積極的に進めていく方針だという。

画像はトリビュープレスリリースより

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