any株式会社、AIナレッジプラットフォーム「Qast」に音声活用の新機能を正式リリース

any株式会社、AIナレッジプラットフォーム「Qast」に音声活用の新機能を正式リリース

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any株式会社は、AIナレッジプラットフォーム「Qast(キャスト)」において、音声入力によるナレッジ化を支援する新機能「AIナレッジインタビュー」「ミーティング to ナレッジ」を2025年9月3日に正式リリースした。

同社は、業務効率化を目的としたAIナレッジプラットフォーム「Qast」を展開している。

代表取締役 CEOは吉田 和史氏。吉田氏は大学卒業後、IT業界で法人営業・アプリ開発・ディレクターを経験し、2016年にanyを設立した。

Qastは、ナレッジマネジメントの最適解を目指すクラウドサービスとして、文書の分類・要約、RAGを使った生成AI回答、Q&A・KnowWho機能を通じた“共創型”ナレッジ共有を提供し、現在は大企業を含む80000名以上のユーザーに利用されている。

今回追加された「AIナレッジインタビュー」は、テーマ入力によりAIが自動でインタビュー質問を生成し、AIアバターとの音声対話を通じて会話内容を即座に構造化し、ナレッジとして投稿できる機能である。特にITツールに不慣れな層の暗黙知を形式知へ転換する手段として設計されており、技術職やシニア層のナレッジの継承を支援する。特許出願中であり、日本国内で初の形式の機能として注目される。

技術的には、高精度の音声認識と自然言語処理を組み合わせることで、単なる文字起こしに留まらず、会話を意味単位で整理・分類できる点が特徴だ。また、AIが相槌や深掘りの質問を自動で生成することで、従来人が担っていたインタビューにおける「問いの継続性や質の確保」といった課題の解消を目指している。これにより、知識の引き出しから構造化までを一連のプロセスとして自動化し、ナレッジ活用の効率を高めている。

また「ミーティング to ナレッジ」は、オンライン・オフラインの音声や動画ファイルをアップロードすることで、自動議事録の生成に加え、要約、Next Action、残論点、担当者情報の抽出などを実行し、Qastに投稿する機能である。共有範囲を個別に設定可能で、機密性の高い会議にも対応することを特徴とする。

今回「Qast」へ追加された新機能「AIナレッジインタビュー」「ミーティング to ナレッジ」は、いずれも音声で暗黙知をナレッジ化するための仕組みである。今後も、Qastを通じてナレッジマネジメントの最適解提供に取り組むとしている。

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