電子書籍出版のBookBase、総額2.94億円を調達ーコミック事業にも参入へ

電子書籍出版のBookBase、総額2.94億円を調達ーコミック事業にも参入へ

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KEPPLE編集部

電子書籍出版サービスを展開するBookBaseが、プレシリーズAラウンドにて総額2.94億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、World Innovation Lab(WiL)ユナイテッド、京信ソーシャルキャピタルの3社。

同社は、電子書籍を主体とする次世代出版社として、小説・ライトノベルの制作・出版を手がけている。自社独自の直売プラットフォーム「BookBase」と25の電子書籍販売プラットフォームを通じて作品を展開。2024年1月からは「ダンガン文庫」というライトノベルレーベルを立ち上げ、アニメ化実績のある作家15名との作品制作を進めている。

同社は2019年9月に近藤 雅斗氏が設立。近藤氏は20歳で浪人を断念し起業を決意。有機無農薬野菜の宅配サービスを皮切りに、就活支援サロンやイベントの立ち上げなど、複数の事業を手がけてきた。その後、出版業界の課題に着目し、出版プラットフォーム「BookBase」の開発を開始。現在は大阪を拠点に、出版業界のデジタル化とコンテンツ制作の革新に取り組んでいる。

BookBaseは2020年8月にβ版の提供開始。以降、電子書籍を中心にすべての作品を自社で制作・販売し、クリエイターへの還元にも力を入れている。

今年10月初旬には、プレシリーズAラウンド1stクローズにて、World Innovation Lab(WiL)を引受先とした2.5億円の資金調達を実施。今後は制作体制を強化し、日本発のライトノベルや漫画の世界展開を目指していく方針だ。

今回の調達資金は、編集部の拡大による小説・ライトノベルの制作体制強化、自社によるコミカライズ(漫画化)事業の展開、新規コンテンツIPの制作および他社との協業に充当する。すでに編集者および漫画家の募集を開始している。

画像はBookBaseプレスリリースより

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