先週（3/12~3/17）にリリースされた資金調達情報を振り返る。
資金調達件数は40件と前週比で増加。
調達金額の総額は21,955百万円と前週比で+248%になり、融資も含め大型のファイナンスが行われた。
VPP JAPANのシンジケートローンによる約103億円の融資枠のほか、ファンズによる総額36億円、ユニラボによる総額約26億円の資金調達など、銀行借入と組み合わせた調達が散見された。
先週発表された資金調達の中から、シード/アーリーのスタートアップを中心に紹介する。
資金調達ニュース一覧はこちら。
thestory、エンジェル・シードラウンドで1.4億円の資金調達を実施
今回のラウンドでの引受先は、GxPartners、ドーガン・ベータ、ケップルキャピタル、メディヴァの4社と個人投資家。看護師の採用マッチングアプリ「N/thestory」を開発・提供しており、2027~2028年ごろのIPOを目指す。
今回の資金調達に際して、共同代表 河 京子氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。
看護師のキャリア形成を支援、医療業界にLERを広げる
Oriental Coffee Ventures、シードラウンドで4000万円の資金調達を実施
本ラウンドの引受先はINNOVATIVE SEARCH FUND。クリエイティブコーヒーブランド”Lonich,”1号店のオープン準備や、スペシャルティコーヒー越境ECプラットフォーム"conee"の開発を進めている。"conee"は2023年9月下旬のリリースを目指す。
エルティービー、プレシリーズAラウンドで8,000万円の資金調達を実施
本ラウンドの引受先は、KIBOW社会投資ファンド3号、カオナビ、ユナイテッド、ブライダル・イン・プロジェクト。外国人雇用を支援する企業向けアプリの開発を進めており、2023年4月の正式リリースを目指す。
ニューラルポート、シードラウンドで資金調達を実施
本ラウンドの引受先はロート製薬。ストレスの度合いを約3分程度で判断できる視線計測型VRストレスチェックシステム「ZEN EYE PRO」の開発を行う。同システムは、ユーザの視線検出が可能なVRゴーグルを用いて、AIがストレス度合いを判断する。調達額は公表していない。
24karat、プレシリーズAラウンドで1.2億円の資金調達を実施
本ラウンドの引受先は、ロッテベンチャーズ・ジャパン、XTech Ventures、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル。Web3ベースの次世代ロイヤリティマーケティングプラットフォームの開発を行う。調達資金はプラットフォームの強化、ビジネス拡大に向けた人材採用、マーケティング活動に充当する。
Sales Navi、シードラウンドで1.7億円の資金調達を実施
本ラウンドの引受先は、ジェネシア・ベンチャーズ。ここの営業パーソンに、AIコーチが対話形式で営業活動を最適化するためのナビゲーションを与える「Sales Navi」の開発を行う。同サービスは2022年3月に正式リリースされた。
LexxPluss、シリーズAラウンドで約14.5億円の資金調達を実施
本ラウンドの引受先は、DRONE FUND、SBIインベストメント、DBJキャピタル、三菱UFJキャピタル、未来創造キャピタル、インキュベイトファンド、三井住友海上キャピタル、Logistics Innovation Fund、SMBCベンチャーキャピタル、SOSV、みずほキャピタル。物流倉庫･製造工場向けに、自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」を開発。
ファンズ、シリーズDラウンドで総額36億円の資金調達を実施
本ラウンドの引受先は、ANRI、グローバル・ブレイン、B Dash Ventures、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、三井住友信託銀行、FFGベンチャービジネスパートナーズ、楽天証券、Hanwha Asset Management、Cygames Capital、マーキュリアホールディングス、国内機関投資家（社名非公開）。
固定利回りの資産運用サービス「Funds」を運営する。
今回の資金調達に際して、代表取締役CEO 藤田 雄一郎氏に話を伺った。
ファンズが狙う投資の「空白地帯」、３年以内に運用1000億円目指す
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