7月5日、国内最大級のスタートアップカンファレンス IVS2024 KYOTO 内で、ピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が開催され、最先端のロボティクスとアルゴリズム技術でワンストップ梱包を実現する自動倉庫システム「RENATUS」を提供する RENATUS ROBOTICS株式会社 が優勝した。
次世代スタートアップのためのピッチコンテストとして、これまで数多くの急成長企業を生み出してきた「IVS LAUNCHPAD」。18年目を迎える今回、300社を超える応募の中から選考を勝ち抜いた15社が登壇した。多くの観客が会場、そしてパブリックビューイングで注目する中、特別審査員の審査の末、RENATUS ROBOTICS株式会社が優勝を手にした。また、観客の投票によって決定されるオーディエンス賞も獲得した。
同社が提供する「RENATUS」は、物流倉庫として荷物を運搬するシャトル、配車最適化アルゴリズム、昇降機、ラック(棚)から構成され、ピッキング・集約・箱詰めの全行程を、1人の作業者による一工程で完結することができる。既にEC専業のロジスティクス事業を手がけるイー・ロジットのセンター内に1号倉庫を運用開始するとともに、100件以上の問い合わせがきているという。今後は、完全自動化による無人倉庫を目指すとともに、早期にアメリカへ進出する。
準優勝には、衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」を提供する 株式会社Solafune が入賞した。
優勝:RENATUS ROBOTICS株式会社
準優勝:株式会社Solafune
また、次点は以下のとおり。
第3位:株式会社komham
第4位:emole株式会社
第5位:株式会社Penetrator
今回の IVS LAUNCHPAD では、幅広いさまざまな領域のスタートアップが選出されるとともに、海外スタートアップや既にグローバルに進出している企業の多さも印象的であった。各社ともハイレベルなプロダクト・サービスを展開しており、審査員からは高い評価を受けた。
IVS LAUNCHPAD は、これまで通算5000社以上のスタートアップがエントリー。「スタートアップの登竜門」と呼ばれ、数多くの登壇企業がその後の急成長を果たしてきた。今回登壇した各スタートアップのこれからの成長に注目したい。
画像はIVS公式Xより