家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンクは、シリーズBラウンドの2ndクローズとして、SMBCベンチャーキャピタル、Z Venture Capitalを引受先とした第三者割当増資による、約2.5億円の資金調達を実施した。2024年11月には、シリーズBラウンドの1stクローズとして29.3億円を調達。これらにより、創業以来の累計調達額は約73.3億円となった。
同社は、チャージ式のVisaプリペイドカードと家計簿アプリを組み合わせた「B/43」を提供している。ユーザーは毎月の予算をプリペイドカードにチャージし、支払いを行うだけで、アプリに支出の明細がリアルタイムで反映され、簡単に支出管理が可能となる。また、クレジットカードや銀行口座との連携、手入力、AIによるレシート読み取り機能も搭載しており、多様な支出を一元管理できる。さらに、夫婦やパートナー向けの「B/43 ペアカード」や、親子向けの「B/43 ジュニアカード」など、利用者のニーズに応じたサービスも展開している。
代表取締役の堀井 翔太氏は、大学卒業後、VOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)に新卒入社し、最年少で子会社社長に就任した。2012年には、フリマアプリ「FRIL(現ラクマ)」を運営するFablicを創業し、2016年に同社を楽天に売却。2018年の退任まで代表取締役CEOを務め、2019年4月にスマートバンクを設立した。
家計管理や個人向けのフィンテックサービスの市場は、近年急速に拡大している。スマートフォンの普及やキャッシュレス決済の浸透に伴い、ユーザーはより簡便で効果的な資産管理ツールを求めている。こうした背景から、スマートバンクの「B/43」のようなサービスは注目を集めている。
B/43は、2021年4月のリリース以降、累計ダウンロード数100万件以上、月間取扱高は数十億円まで拡大している。
画像はスマートバンクプレスリリースより
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