メタバース教育コンテンツ「eスポーツ英会話®︎」などを提供するゲシピがシリーズB 1stラウンドの資金調達実施を明らかにした。これまでの累計調達額は5億円を超える。
今回のラウンドでの引受先は、日本ベンチャーキャピタル、XTech Ventures、Stocked Capital、Power Angelsの4社とその他個人投資家等。
eスポーツ英会話®︎は、eスポーツゲームを活用したオンライン英会話スクールで、英語での発話を重視したサービスだ。コーチや仲間とゲームで遊ぶことで、楽しみながら実践的な英語コミュニケーション力を身につけられる。また、社会人専用の「リスキリングeスポーツ英会話®︎」も展開しており、大人の学び直しもサポートする。
同社は、サービス開発や新規事業開発を行ってきた真鍋 拓也氏が2018年1月に設立。真鍋氏は、上智大学外国語学部卒業後、金融機関で営業に従事し、その後ヤフー株式会社で複数のサービス開発や新規事業開発をリードしてきた。その後、2018年にeスポーツを活用したメタバース教育を提供するゲシピを立ち上げた。
eスポーツ英会話®︎は、2020年5月に提供開始。リリースから約4年で20万回以上の受講実績がある。継続率は96%を超えるなど、ユーザーからの評価も高い。また、受講前に「英語が嫌い」と回答した受講者が約30%だったのに対し、受講後には約2%に減少するなど、英語への苦手意識を克服する効果も見られる。
2024年11月には、九州栄養福祉大学とメタバース教育提供企業として包括連携協定を締結し、地域産業の振興や教育・人材育成に向けた取り組みを目指す。今後は、eスポーツ英会話以外の新たなメタバース教育プログラムの開発も推進していく予定だという。
今回の調達資金は、eスポーツ英会話®︎事業のさらなる事業拡大、AI技術の導入によるレッスンの質向上、人材採用などに充当する。
画像はゲシピプレスリリースより