株式会社バイティ

株式会社バイティは、プレシードラウンドで2400万円の資金調達を実施したと発表。グランマルシェ、LAF Entertainmentのほか、複数のエンジェル投資家を引受先とする第三者割当増資によるもの。2026年7月下旬からは、東京都渋谷区で実証実験(PoC)を開始する予定だ。
同社は、「感情データを活用したUX設計」を掲げ、飲食店向けAIソリューションやグルメAIレコメンドアプリ「Bitee(バイティ)」を開発している。
Biteeは、「気分で選んで、感謝を届ける」をコンセプトとしたグルメレコメンドアプリだ。従来の星評価やランキングではなく、利用者の気分や店舗の雰囲気、接客の好みなどをAIが学習し、相性の良い飲食店を提案する仕組みを採用している。同社によると、店舗の雰囲気を加味したレコメンド機能については特許を出願中だという。
食事後には、ユーザーがアプリ上で店舗やスタッフへ感謝を伝える独自機能「twist」を利用できる。店舗側は応援のメッセージや評価を受け取り、来店客との継続的な関係構築につなげることを目指す。飲食店は無料で導入できる仕組みとしており、従来の集客サービスのような掲載課金モデルとは異なる点も特徴だ。
背景には、利用者と飲食店の双方が抱える課題がある。同社が実施したアンケートでは、飲食店選びで不便を感じたことがあると回答した人は94%に上り、「情報が多すぎて選べない」「口コミやレビューを信用しにくい」といった声が挙がったという。一方、帝国データバンクによると、2025年の飲食店倒産件数は900件と過去最多を記録しており、集客コストや固定費の増加が経営を圧迫している。
今回調達した資金は、サービスの要件定義・企画設計、PoCシステム開発、UX調査、特許取得・出願、人材採用・チーム体制の構築に充てる。渋谷エリアで実施するPoCでは、「twist」の利用率や平均利用額、来店客の再訪率などを約3カ月間検証し、サービスの有効性を評価する予定だ。









