リアルアキバがシードラウンドで4億円超を調達、ホールディングス化でアキバカルチャーの世界発信を加速

リアルアキバがシードラウンドで4億円超を調達、ホールディングス化でアキバカルチャーの世界発信を加速

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株式会社リアルアキバは、アブストリームクリエイションやISARIBIといった複数の事業会社を統合し、新たにホールディングス化したエンターテインメント企業として設立したことを発表した。設立と同時に、シードラウンドで総額4億円を超える資金調達も実施しており、アニメ・ダンス・音楽などのサブカルチャーを軸に、国内外への展開を加速させる構えである。

出資者には、放送作家の鈴木おさむ氏が代表を務める「スタートアップファクトリー1号投資事業有限責任組合」、ストリートダンスバトル大会「マイナビDANCEALIVE」を主催するアノマリーなどが名を連ねる。

秋葉原・ダンス・音楽といった日本独自のカルチャーを世界に発信すべく、エンターテインメントとテクノロジーを融合させた新しい価値の創出を目的として、リアルアキバを設立。アブストリームクリエイションやISARIBIなど、企画・クリエイティブ制作・ネットワークに強みをもつ複数の事業会社を統合したホールディングス体制のもとで、REAL AKIBA BOYZやO-MENZ、fhána、岸田教団&THE明星ロケッツ、DOESなどさまざまなタレントが集結している。REAL AKIBA BOYZをはじめとするダンスグループの活動を軸に、アキバカルチャーに根ざしたコンテンツの企画・制作・マーケティングまでを手がける。

代表取締役社長は、ダンスチームREAL AKIBA BOYZのメンバーである榊原敬太氏が務めており、これまでにYouTubeやSNSを通じて多くのファンを獲得してきた。

近年、アニメ・ゲーム・ダンスなどを含む“アキバ発”のカルチャーは国内外で注目を集めており、とくにZ世代を中心にその人気は高まっている。リアルアキバは、そうした文化のプロデュースと発信を行う企業として、ホールディングス体制を活かしながら新たなIPやタレントの発掘・育成を進めていく。

今後の展望は以下の3つに集約される。

1. ホールディングス化による社内連携の強化

現在9社が参加するグループ全体で、企画、クリエイティブ制作、ブランド運営、タレントリソースを集約。コンテンツ制作からマーケティング・販売促進までを一貫して手がける体制を構築する。

2. 新たなカルチャー創出とグローバル展開

REAL AKIBA BOYZの活動から得た知見を活かし、新たなタレントやIP(知的財産)をプロデュース。また、秋葉原カルチャーを題材に、SNSや動画配信プラットフォーム上での施策を強化し、国内外に向けた新たなエンタメサービスを開発。鈴木おさむ氏の経験を生かし、視聴者を巻き込んだ企画立案も推進する。

3. 多様なパートナーとの連携拡大

他社とのオープンイノベーションやコラボ企画、IP共同開発を通じて、発信チャネルの多様化を図る。さらに、秋葉原カルチャーに関連する企業への出資やM&Aも視野に入れ、新たな市場へのリーチを目指す。

今後、秋葉原カルチャーの新たな可能性を世界に提示する動きに注目が集まる。

画像はリアルアキバ プレスリリースより

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