バーチャル会計事務所のSoVaが2.8億調達 経営アドバイスにAI活用

バーチャル会計事務所のSoVaが2.8億調達 経営アドバイスにAI活用

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KEPPLE編集部

AIを活用したバーチャル会計事務所サービスを運営するSoVaがシリーズAラウンドにて、第三者割当増資による総額約2.8億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先はブーストキャピタル、ジャフコ グループ、グローブアドバイザーズベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズ、ちゅうぎんキャピタルパートナーズの5社。

SoVaが提供するのは企業の税務や経理、登記などを管理できるサービス。リリースは2021年10月。2023年10月には、記帳や給与計算などのバックオフィス業務全般を代行する上位プランとして「丸投げプラン」をリリースした。

SoVaはサービス上で企業に必要な手続きのスケジュール確認や書類作成を支援する。丸投げプランのリリースで記帳や給与計算の「代行」にも対応した。費用は月額2万9800円から。従業員規模・前期売上高により変動する。従来プランに比べ値上げしたが「費用はかかってもバックオフィス業務を全体的に任せたい」という顧客の要望を反映した形だ。代表の山本健太郎氏は「社内に専門家やエンジニアが増えてチーム力が高まったことで対応範囲拡大に踏み切れた」と話す。

今後はAIを活用した機能開発にも注力する。会計データを取り込んでAIが分析し、事業成長に向けた個別アドバイスする機能の開発を進めている。昨年12月には特許の取得も発表した。AIによる経営アドバイスの機能は2025年初頭ごろのリリースを目標に掲げる。顧客拡大に向けた事業会社との連携も視野に入れる。

「テクノロジーと専門家を掛け合わせたサービスを作る難易度は非常に高い。1年かけて乗り越える壁があるというより、数日で登れる壁を1万回登るようなサービス作りになります。我々はそこをやりきると決め、必要な資金も集めてきました。今後は事業会社との連携も通じて、会計事務所もエンパワーメントできるようなサービスに強化していきたいと思います」(山本氏)

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  • #会計
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