完全ハンズフリー認証の社会実装へ──Sinumy、約5.55億円を調達

完全ハンズフリー認証の社会実装へ──Sinumy、約5.55億円を調達

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Bluetoothを活用した完全ハンズフリー認証技術を開発するSinumy株式会社は、2025年9月以降に実施してきたプレシリーズAラウンド(エクステンションを含む)を完了し、約5.55億円を調達したと発表。

今回のラウンドには、mint、Theta Times Ventures、NOW、西武しんきんキャピタル、UTEC、三菱UFJキャピタル、神戸大学キャピタル、インベストメントLab、ほくほくキャピタル、ミライドアの計10社が参画した。あわせて、三井住友銀行と日本政策金融公庫からの融資も受け入れた。

Sinumyは、Bluetoothを活用し、ユーザーがカードを提示したりスマートフォンを操作したりすることなく認証できる技術を開発するスタートアップだ。認証時の位置測定精度の向上や、高速かつ高信頼な認証技術を強みとし、中核技術について国内13件の特許査定を受けているという。

物理カードの提示や暗証番号の入力、スマートフォン操作を前提とする認証は、視覚障害者や車椅子利用者などにとって日常的な障壁となる場合がある。Sinumyは、操作を必要としない認証技術が、こうした課題の軽減に加え、幅広い利用者の移動や決済の利便性向上につながるとみている。

デジタルIDやインクルーシブ・モビリティへの関心が高まるなか、同社は改札やアクセスコントロール、決済分野での社会実装を進める。

調達した資金は、スマートゲートやスマートスポットの製品化・量産化準備、改札・アクセスコントロール・決済分野での共同開発や実証実験(PoC)の拡大、開発および事業開発を担う人材の採用、組織体制の強化に充てる。

また、デザインエンジニアの山中俊治氏が、UI/UX開発を担うアドバイザーとして参画した。同社は、技術開発と社会実装を進め、「操作ゼロ・待ち時間ゼロ」の認証インフラの確立を目指す構えだ。

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