学習塾×EdTechのAGILE STUDY、シリーズAで5億円調達──テクノロジーとコーチングでDXを推進

学習塾×EdTechのAGILE STUDY、シリーズAで5億円調達──テクノロジーとコーチングでDXを推進

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学習塾・学習サービス事業を展開する株式会社AGILE STUDY(本社:東京都調布市、共同代表:岡村拓明・松尾慎治)は、シリーズAラウンドにて、ロッテベンチャーズ・ジャパンをリード投資家とし、株式会社mint、グローブアドバイザーズベンチャーズLLP、静岡キャピタル、ほか複数の投資家を引受先とする第三者割当増資により、5億円の資金調達を完了した。2025年7月実施の調達と合わせ、累計調達額は14億円となる。

AGILE STUDYは、日本全国に約5万教室が存在し市場規模1兆円に達するとされる学習塾市場、および5000億円規模の家庭学習市場を対象に、コーチング×テクノロジーをコンセプトにした学習塾・学習サービスを展開している。

一般的な学習塾・サービスで成績が向上する生徒の割合はおおよそ20%とされる一方で、同社では最新の学習理論に基づくコーチングと、EdTechをはじめとしたIT・AI技術を活用し、成績向上率90%を実現している。売上高成長率は前期比277%に達したという。

代表取締役の岡村 拓明氏は、大学卒業後、税理士法人を経てアビームコンサルティングに入社。大手学習塾をはじめ、メガバンクや商社、広告会社、損害保険会社などで業務改革コンサルティングに従事。その後、2022年11月にAGILE STUDYを創業し、調布校校長として教室運営を行っている。

新型コロナウイルスによる社会的影響をきっかけに、学習塾業界は構造改革の必要性に直面している。しかし大手塾の多くは、従来の運営体制を維持したままEdTech導入で課題解決を図ろうとしており、教室現場では十分に機能していないのが実情だ。同社は、最適なEdTechサービスを組み合わせ、独自のコーチング理論により生徒の自立学習を支援。テクノロジーと人の力を融合し、一人ひとりに最適化された学習体験を提供している。

今回の調達資金は、同社の成長戦略の一環であるM&Aの推進および直営教室の展開等に充当され、事業拡大を図るものとなる。今後も、学習塾のアップデートを通じた教育業界の変革を力強くリードしていく構えだ。

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